アポプラス薬剤師は、クオールホールディングスのグループ会社・アポプラスキャリア株式会社が運営する薬剤師の転職・派遣サービスです。評判をひとことで言うと、対面の面談と面接の同席まで担当が付き添う、手厚い型のエージェントです。
一方で、ブランクのある人向けの調剤実技研修は、公式サイト上で「現在休止中」になっています。求人の8割以上は登録しないと見られず、登録後は電話かメールで連絡が来ます。
「アポプラスステーション」で調べて来た人へ。薬剤師の紹介・派遣事業は2020年10月にアポプラスステーションから分社化され、今はアポプラスキャリアが担当しています。
管理薬剤師のたろうです。先に書いておくと、僕はアポプラス薬剤師を使ったことがありません。この記事は、公式サイトに載っている利用者の声と、出典を確認できた口コミ、公式の公開情報だけで書いています。応募者の一次面接をする側の目線で、使い方も考えました。
\最初に結論/
アポプラス薬剤師の評判まとめ
- 調剤4年→DS2年→調剤4年
- いまは管理薬剤師(34歳)
- 転職を3回経験し、うち2回は失敗。
- 3回目で年収480万→610万にアップ
- 人気転職エージェント5社を全部利用
「同じ失敗をしてほしくない」という思いで、薬剤師のリアルを本音で書いてます。
詳しい筆者の経歴はこちら
アポプラス薬剤師の良い評判4つ|公式の利用者の声から

良い評判は、アポプラス薬剤師の公式サイトにある「ご利用者の声」と、公式のサービス説明から4つに絞りました。
公式に載っているのは、転職した人のアンケートの一部です。良い面が選ばれている前提で読んでください。口コミサイトの投稿は、元の投稿を確認できるものがほとんど見つからなかったため載せていません。
対面で希望をすり合わせる

公式の利用者の声でいちばん多いのが、面談で話を聞いてもらえたという声です。
兵庫県の50代女性(正社員・2025年5月22日掲載)は、メールや電話では伝えにくい希望を、面談ですり合わせながら聞いてもらえたと書いています。20代男性(2020年9月24日掲載)は、最初に面談があったことを良かった点に挙げていました。
公式のサービス説明にも、電話やメール以上に対面のコミュニケーションを重視すると書かれています。全国11か所のオフィスで面談でき、来社が難しい人には最寄り駅などへの出張面談もあるそうです(よくあるご質問)。
電話面談も選べるので、対面が必須というわけではありません。顔を見て細かい希望を話したい人には合う作りです。
面接に担当が同席する

公式の「転職支援サービスの流れ」には、書類選考を通ったあとの面接は基本として担当コンサルタントが同席すると書かれています。
利用者の声では、宮城県の40代女性(パート・2025年5月22日掲載)が、面接にも来てくれたことを感謝していました。
かなり古い投稿ですが、2012年のYahoo!知恵袋にも、担当者が薬局見学に同行してくれているという質問があります(Yahoo!知恵袋・2012年4月30日)。当時の運営はアポプラスステーションです。
なお派遣で働く場合は面接がなく、代わりに職場見学になると公式に書かれています。
給与や入社日の交渉を任せる

給与・待遇・入社日の交渉は担当が代わりに行い、内定後に採用条件をまとめた書類を就業先と取り交わす、と公式に書かれています。入社してから「聞いていた条件と違う」を防ぐ仕組みです。
利用者の声では、宮城県の40代女性が、入職日や休みの希望をすべて通してもらえたと書いていました。
口頭の説明だけで決めるより、条件が書面に残るほうが安心です。書類を受け取ったら、面接で聞いた話と食い違いがないか自分でも読み合わせておきましょう。
就業後も相談できる

公式サイトには、転職後も業務内容や職場環境、人間関係で悩んだときに相談できる体制がある、と書かれています。
利用者の声の良かった点には「職場の悩み相談ができた」を選んだ人もいます(福岡県の50代女性・2025年6月4日掲載など)。これは転職前の相談ですが、悩みを話せる相手として頼っている人がいることは分かります。
人間関係で2ヶ月で辞めた経験のある僕としては、入ったあとに話せる相手がいるかどうかは軽く見ないほうがいいと思っています。
アポプラス薬剤師の気になる評判・登録前の注意点4つ

ここからは、登録前に知っておきたい点です。公式サイトで確認できる事実と、出典のある体験記から4つ挙げます。
調剤実技研修は休止中

アポプラスの評判でよく挙がるのが「研修制度が充実している」という話です。ただ2026年9月24日に公式の「薬剤師研修制度」を確認すると、調剤実技研修と無菌調剤研修は「現在休止中」でした。
今も案内されているのは、録画を見るeラーニング研修と、ライブ配信のオンライン研修会です。eラーニングは派遣社員の研修制度として紹介されています。
公式の利用者の声には、入社前に調剤実技研修を受けられて助かったという声(2020年9月掲載)もあります。これは休止前の話です。ブランクや調剤未経験で研修を当てにしている人は、登録時に今受けられる研修を担当に確認してください。
担当との相性で差が出る

面談や面接同席が手厚いということは、それだけ担当者1人の力量に左右されるということでもあります。公式の声でも、良かった点に「専任コンサルタントの人柄」を挙げる人が目立ちます。
これはアポプラスに限らず、エージェント全般の話です。僕がエージェント選びで「担当者との相性」を最初の軸にしているのも、そのためです。合わないと感じたら、早めに担当の変更を相談するか、別の会社と並行して比べるのが現実的です。
登録後に電話かメールが来る

公式のよくある質問には、Web登録のあと、電話かメールで面談予約の連絡が来ると書かれています。
実際に登録した薬剤師の体験記では、登録の翌日に電話があり、約60分の電話面談で5件の求人を紹介されたそうです。押しの強さは感じなかった、とも書いています(なくまさんのnote・2026年8月13日)。1人の体験なので、担当によって変わる前提で読んでください。
日中に電話を取りにくい人は、最初の連絡のときに「連絡はメールで」「電話は夜に」と伝えておくと進めやすくなります。
求人の8割超は登録後に紹介

公式サイトでは、求人全体の80%以上がWebに公開していない求人だと説明しています。サイトで検索できる求人もありますが、多くは登録して担当から紹介を受ける形です。
自分で求人を眺めて比べたい人には、少し回りくどく感じるかもしれません。逆に、条件を伝えて絞り込んでもらいたい人には手間が減ります。
なお、この記事の旧版には「公開求人の数は多くない」と書いていました。公式サイトの求人件数表示は2026年9月24日時点で53,621件あり、少ないとは言えないため訂正しています。
アポプラス薬剤師の運営会社とアポプラスステーションとの関係

アポプラスの評判を調べると、古い口コミでは「アポプラスステーション」という社名が出てきます。いまの運営とどう関係するのか、公式の会社情報で整理しました。
| 運営会社 | アポプラスキャリア株式会社 |
|---|---|
| グループ | クオールホールディングスが100%出資 |
| 事業の開始 | 1994年2月(当時はアポプラスステーション) |
| いまの会社 | 2020年10月に分社化して事業開始 |
| 許可番号 | 有料職業紹介 13-ユ-312454 労働者派遣 派13-315001 |
| 拠点 | 東京本社など全国11か所 |
| 求人件数 | 53,621件(2026年9月24日の公式表示) |
| 料金 | 求職者は無料 |
出典:アポプラスキャリア 会社概要・沿革、アポプラス薬剤師 会社案内、登録オフィスのご案内
沿革によると、1993年にアポプラスステーション株式会社が設立され、1994年に薬剤師の職業紹介を始めました。2020年10月に医療系の人材紹介・派遣事業が分社化され、アポプラスキャリアとして事業を始めています。
いまのアポプラスステーションの公式サイトを見ると、事業はMR(CSO)と治験(CRO)が中心です。薬剤師の転職・派遣の窓口は、アポプラスキャリアが運営する「アポプラス薬剤師」になります。2020年より前の口コミは、分社化前の体制の話として読むのが安全です。
オフィスは東京本社・札幌・仙台・さいたま・日本橋・横浜・静岡・名古屋・大阪・広島・福岡にあります。登録自体は全国どこからでもできます。
管理薬剤師の僕が考えるアポプラス薬剤師の上手な使い方

僕はいまの薬局で管理薬剤師をしていて、欠員が出たときには応募者の一次面接を担当しています。求人票を信じて入った薬局を2ヶ月で辞めた側と、求人を出す側の両方を知っている立場から、担当が面接まで付き添うエージェントの使い方を考えました。
担当に聞きたい3つのこと

僕の職場では、求人票の文面を作るのは本部です。店から上げるのは「欠員の理由」「希望の勤務時間帯」「常勤かパートか」くらいで、できあがった原稿を店が書き換えることはできません。
2ヶ月で辞めた薬局の求人票も、後から読み返すと嘘は書いていませんでした。足りなかったのは、書かれていなかった情報です。担当が薬局とやりとりしているなら、次の3つを聞いてもらうのがおすすめです。
- 常勤の薬剤師は何人か
- 欠員補充か、増員か
- 前任者はいつ辞めたか
公式のよくある質問には、有給消化率・残業時間・平均勤続年数・産休育休の実績も提供できると書かれています。聞ける材料があるなら、遠慮なく使いましょう。
転職理由は自分の言葉で

担当が面接に同席してくれると心強いですが、面接をする側として知りたいのは、応募者本人がどう考えているかです。特に転職理由と「なぜうちなのか」は、本人の言葉で聞きたい部分です。
同席の担当に任せたいのは、給与や入社日など条件の話です。自分の考えは事前の面接対策で整理しておき、当日は自分で話す。この分け方がいちばん伝わりやすいと思います。
見学したいと最初に伝える

2回目の転職で失敗したとき、僕は職場見学の提案を「日程が合わない」と自分から断っていました。求人票に騙されたのではなく、確かめなかったのが本当の原因です。
3回目の転職では、応募前に必ず職場見学を入れてもらいました。アポプラスの公式の流れにも「応募・面接(見学)」とあり、派遣なら職場見学が手順に入っています。正社員やパートでも、最初の面談で「応募前に見学したい」と伝えておくのがおすすめです。
2〜3社で比べて決める

僕がエージェントを選ぶときに見るのは、次の3つです。
- 担当者との相性
- 求人の質
- 悪い情報も正直に言うか
どれも1社だけでは比べようがありません。アポプラスは公式の声でも「他のエージェントと比べて丁寧だった」という書き方が見られ、比べた人ほど違いに気づいているようです。2〜3社に登録して、担当の話し方と紹介される求人を並べてから決めるのが失敗しにくいです。
悩む男性1社だけだと、その担当が普通なのかどうかも分からないんですよね。
アポプラス薬剤師と他の薬剤師転職エージェントの比較


アポプラスは公式の説明から、ほかの3社は僕が転職で使ったときの実感から並べます。僕の実感は当時のものなので、今のサービス内容とは違う可能性があります。
| サービス | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| アポプラス薬剤師 | 対面面談・面接同席(公式) | 付き添ってほしい |
| マイナビ薬剤師 | 面接同行・対面の相談 | じっくり相談したい |
| 薬キャリAGENT | 連絡が速い | 早く比べたい |
| ファル・メイト | 派遣・高時給 | 派遣で働きたい |
面談や面接の付き添いを重視するなら、アポプラスとマイナビ薬剤師は近い使い方ができます。何社に登録するか迷う人は、薬剤師の転職サイトの複数登録の記事も参考にしてください。
この表の4社は、このブログと広告の提携をしていません。今すぐ申し込める先も比べたい人向けに、目的別の候補を挙げておきます。
- 派遣・転職:アプロ・ドットコム
- 中小の薬局・病院:ファゲット
- 地方・派遣:MC-ファーマネット
この3社は僕自身は使っていません。公式サイトの情報を調べて比べた内容は、薬剤師転職エージェントのおすすめランキングにまとめています。
\まず全体像をつかむなら/
各社の向き不向きを先にチェック
アポプラス薬剤師がおすすめな人・向かない人


| おすすめな人 | 面談で細かい希望を話したい/面接に担当が付き添ってほしい/条件交渉を任せたい/パートや派遣も考えている |
|---|---|
| 向かない人 | 求人を自分で眺めて比べたい/電話のやりとりを避けたい/入社前の調剤実技研修を当てにしている |
面接が苦手な人や、初めての転職で段取りが分からない人には、担当が同席してくれる安心感は大きいと思います。
ブランクや調剤未経験で研修を目当てにしている人は、登録前に研修の再開予定を問い合わせてください。転職そのものが初めてなら、薬剤師の転職の進め方から読むと全体の流れがつかめます。
アポプラス薬剤師の評判に関するよくある質問


- アポプラス薬剤師は本当に無料で使えますか?
-
無料です。公式のよくある質問に、登録料や企業紹介の料金は求職者から一切取らず、面談やアドバイスもすべて無料と書かれています。
- アポプラス薬剤師の運営会社はどこですか?
-
アポプラスキャリア株式会社です。クオールホールディングスが100%出資するグループ会社で、有料職業紹介(13-ユ-312454)と労働者派遣(派13-315001)の許可を持っています。
- アポプラスステーションとアポプラス薬剤師は同じですか?
-
今は別の会社です。薬剤師の紹介・派遣事業はもともとアポプラスステーションが1994年に始めたもので、2020年10月に分社化してアポプラスキャリアに移りました。今のアポプラスステーションはMRや治験の事業が中心です。
- 登録したらすぐ電話が来ますか?
-
公式には、Web登録のあと電話かメールで面談予約の連絡をすると書かれています。数日たっても連絡がなければ電話してほしい、とも案内されています。連絡手段や時間帯の希望は最初に伝えておきましょう。
- 求人数はどのくらいですか?
-
2026年9月24日の公式サイトの表示では53,621件でした。公式は、求人全体の80%以上がWebに公開していない求人だと説明しています。
- 地方に住んでいても使えますか?
-
登録は全国どこからでもできます。オフィスは全国11か所で、来社が難しい場合は担当が最寄り駅などに出向く出張面談もあると公式に書かれています。
- 面接には担当者が付いてきてくれますか?
-
公式の説明では、書類選考を通ったあとの面接には基本として担当が同席します。事前の面接対策もあります。派遣の場合は面接ではなく職場見学になります。
- ブランクがあっても研修を受けられますか?
-
2026年9月24日時点で、調剤実技研修と無菌調剤研修は公式サイト上で休止中です。eラーニング研修とオンライン研修会は案内されています。受けられる研修は登録時に確認してください。
- 今すぐ転職しなくても相談できますか?
-
できます。公式のよくある質問に、すぐの転職ではない人の相談も多いと書かれています。在職中の面接日程の調整や退職手続きの相談も受けているそうです。
- ほかのエージェントと並行して使ってもいいですか?
-
問題ありません。公式も、複数の求人に同時に応募して比べることをすすめています。担当との相性を見るためにも、2〜3社を並べて比べるのがおすすめです。
アポプラス薬剤師の口コミ評判まとめ


アポプラス薬剤師は、1994年から続く薬剤師の紹介・派遣事業を、2020年からアポプラスキャリアが引き継いで運営しています。公式の利用者の声で目立つのは、対面の面談と、面接の同席・条件交渉まで担当が付き添う手厚さです。
気になるのは、評判でよく挙がる調剤実技研修が今は休止中なこと、担当者次第で満足度が変わること、求人の多くが登録後の紹介になることです。
\この記事のまとめ/
アポプラス薬剤師の評判まとめ
使うなら、見学の希望と「常勤は何人か・欠員か増員か・前任者はいつ辞めたか」を最初の面談で伝えておくと、担当の手厚さを生かせます。1社で決めず、ほかのエージェントとも比べてください。
\まず全体像をつかむなら/
各社の向き不向きを先にチェック









