リクナビ薬剤師は、2026年8月3日から「ジョブメドレーエージェント 薬剤師」に名前が変わりました。運営も、リクルートグループの会社から、メドレーグループの株式会社RMキャリアに移っています。
サービス自体は続いていて、今も無料で登録できます。運営側は「サービスの内容に変更はない」「登録データは引き継ぐ」と案内しています。一方で、リクルートIDでのログインは終わりました。
管理薬剤師のたろうです。先にお伝えしておくと、僕は転職で5社のエージェントを使いましたが、リクナビ薬剤師は使っていません。なのでこの記事は体験談ではなく、公式の発表と公式サイトの記載を確かめて整理したものです。
評判については、ネット上の口コミは出どころが分からないものが多く、ほとんどが承継前のものです。この記事では作った口コミは載せず、公式サイトに載っている事例と説明から、良い点と気になる点を分けて書きます。
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「同じ失敗をしてほしくない」という思いで、薬剤師のリアルを本音で書いてます。
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リクナビ薬剤師は承継で何が変わった?

メドレーは2026年3月27日に、リクルートメディカルキャリアの全事業を承継すると発表しました。事業を新しい会社に移し、その会社の株式をメドレーが取得する形です。実行日は8月3日でした。
発表の時点で、薬剤師の累計登録は7万件以上とされています(メドレーのプレスリリース)。利用者にとって関係がある変化は、次の5つです。
名前と運営会社が変わった

| 2026年8月2日まで | 2026年8月3日から | |
|---|---|---|
| 名前 | リクナビ薬剤師 | ジョブメドレーエージェント 薬剤師 |
| 運営 | 株式会社リクルートメディカルキャリア | 株式会社RMキャリア(メドレーの子会社) |
| 本社 | — | 東京・六本木ヒルズ森タワー |
RMキャリアは、旧リクルートメディカルキャリアが社名を変えた会社です。メドレーが8月3日に全株式を取得しました(メドレーのお知らせ)。
なので、「リクルートの会社だから安心」という選び方は、今はもう当てはまりません。ネットの古い記事にはまだこの書き方が残っているので、読むときは日付を見てください。
ちなみにメドレーは、求人サイト「ジョブメドレー」や、医療機関向けのシステムを運営している会社です。
登録データは引き継がれる

運営会社の案内では、今回の変更は運営体制の変更で、サービスの内容は変わらないとされています。登録したデータも、名前が変わった後に引き継がれます(RMキャリアのお知らせ)。
前に登録した人が、あらためて登録し直す必要はないということです。ただ、利用規約は新しい会社のものに改定されています。登録を続けるか迷う人は、規約とプライバシーポリシーには一度目を通しておくと安心です。
リクルートIDでは入れない

いちばん困りそうなのがここです。リクルートIDとの連携は2026年8月3日で終わり、それ以降はリクルートIDではログインできません。
以前リクルートIDで入っていた人が、マイページに入れなくて困る場面はありそうです。そのときは新しいサイトのログイン画面か、公式の問い合わせ窓口で入り方を確認するのが確実です。
旧URLは新サイトに転送

2026年10月1日に僕が確認したところ、旧リクナビ薬剤師のアドレス(rikunabi-yakuzaishi.jp)を開くと、ジョブメドレーエージェント 薬剤師のサイト(apo-agent.job-medley.com)に自動で移りました。
新しいサイトの題名には「旧リクナビ薬剤師」と書かれています。ブックマークが古いままでも、たどり着けなくなるわけではありません。
求人サイトのジョブメドレーとの違い

名前が似ているので混ざりやすいところです。「ジョブメドレー」は、自分で求人を探して応募する医療・介護の求人サイトです。一方、旧リクナビ薬剤師は、担当者が求人を紹介して選考の連絡を代わりに行うエージェントです。
求人サイトのジョブメドレーにも、設定で「エージェント求人」に応募できる機能があります。薬剤師も対象です(ジョブメドレーの説明ページ)。
ただ、この機能と旧リクナビ薬剤師の窓口が、同じ担当者や求人でつながっているかは、公式には書かれていません。どちらから登録したかで最初の連絡の流れが変わる可能性はあるので、登録した入口は覚えておくといいです。
リクナビ薬剤師の良い評判を公式情報で確かめる

リクナビ薬剤師の口コミとしてよく言われてきたのは「対応が速い」「求人が多い」といった点です。ここでは、その評判が公式の説明と合っているかを確かめました。
連絡・手続きを代行してくれる

公式サイトでは、面接の日程調整、合否の連絡、退職手続きの進め方などを担当者がサポートすると書かれています。条件の交渉も任せられるとあります(公式のよくある質問)。
「対応が速い」という評判は、この代行の仕組みがあるからだと思います。働きながら薬局と何度もやり取りするのは、正直かなり消耗します。そこを任せられるのは、エージェントを使ういちばんの理由です。
在職中・パートでも相談できる

公式のよくある質問には、在職中でも登録できること、アルバイトやパートの紹介もできることが書かれています。求人検索でも、正社員とパートを分けて探せます。
サービス対象エリアとして挙がっているのは、関東・関西・東海・九州・東北・北海道・中四国です。北陸や甲信越の人は、希望の地域で紹介があるかを登録前に聞いておくと確実です。
ブランク復職の事例が多い

公式サイトの転職成功事例には、「復職・その他」の分類があります。ここには、子育て後の復職の事例が並んでいます。
たとえば、20年のブランクで調剤未経験の人が研修制度のある調剤薬局に入った事例や、12年ぶりに復職した事例です。「子どもとの時間を増やしたい」という家庭との両立の事例も多く載っています。
これは公式が選んで載せた事例です。掲載時期も書かれていないので、承継前の事例も含まれているはずです。うまくいった例だけが並んでいる、という前提で読んでください。それでも、ブランクや家庭の事情を最初から相談に乗る前提のサービスだとは読み取れます。
リクナビ薬剤師の気になる評判と注意点

良い点だけでは判断できないので、気になる点も出どころと一緒に書きます。
連絡の多さを負担に感じる人も

Yahoo!知恵袋には、電話が多くて退会の方法を探していた人の質問があります(2014年2月の質問)。回答では、電話に出て連絡を止めてほしいと伝えたら止まった、という話が出ていました。
かなり前の投稿なので、今も同じだとは言えません。ただ、公式サイトでも、希望の聞き取りはメールか電話で行うと書かれています。電話でのやり取りがある前提で考えておいたほうがいいです。
対策は、最初に「急いでいない」「日中は出られないのでメールで」と伝えることです。これはどのエージェントでも同じで、言わなければ担当は熱心に動くものだと思っておくと楽です。
対面の拠点は4都市だけ

承継と同時にオフィスが移転し、8月3日以降は東京・名古屋・大阪・福岡の4か所になりました(RMキャリアのお知らせより)。この4都市以外に住んでいる人は、電話やメールでのやり取りが中心になると考えておくのが自然です。
地方で探す人は、地域の求人をどれくらい持っているかを、最初の電話で具体的に聞くのがおすすめです。「〇〇市で、車通勤で、調剤の正社員だと何件くらいありますか」と聞けば、手持ちの量がだいたい分かります。
新体制の口コミはまだ少ない

名前が変わってから、まだ2か月もたっていません。ネットで見つかる「リクナビ薬剤師の口コミ」は、ほとんどがリクルート時代のものです。
運営は「サービス内容は変わらない」としていますが、会社が変われば、担当の体制や紹介できる求人が今後変わる可能性はあります。古い口コミだけで決めず、1社に絞らないで比べるのが、今いちばん安全な使い方だと思います。
管理薬剤師の僕がリクナビ薬剤師を使うなら

ここからは、僕の立場から見た使い方の話です。エージェントの名前が変わっても、使う側がやるべきことは変わらないと思っています。
先に言っておく:僕は未使用です

僕が転職で使ったのは、マイナビ薬剤師・薬キャリAGENT・ヤクジョブ・ファル・メイトなど5社です。リクナビ薬剤師は使っていません。
ただ、今の薬局では管理薬剤師として、欠員が出たときの募集に関わっています。応募してきた人の一次面接をするのも僕です。求人を「出す側」から見て、エージェント経由の転職で気をつけたいことは書けます。
担当に最初に伝える2つ

最初の面談で伝えておきたいのは、この2つです。
- 転職したい時期と温度感
- 前の職場で困ったこと
温度感を伝えれば、連絡の多さはかなり調整できます。困ったことは、恥ずかしくても正直に話したほうがいいです。
僕は2回目の転職で、入社2か月で辞めています。3回目の転職では、担当にその失敗を全部話しました。そうしたら、見学を前提にした探し方に変わりました。隠していたら、同じような職場をまた紹介されていたかもしれません。
求人票に無い3つを聞く

うちの会社では、求人票の文面を作るのは本部です。店から上げるのは「欠員の理由」「希望の勤務時間帯」「常勤かパートか」くらいで、上がってきた原稿を見て「うちの残業はこんなに少なくない」と思ったこともあります。でも、店に書き換える権限はありません。
2か月で辞めた薬局の求人票にも、嘘は書かれていませんでした。問題だったのは、書かれていなかったことです。なので、紹介された求人ごとに担当にこの3つを聞いてください。
- 常勤の薬剤師は何人か
- 欠員補充か、増員か
- 前任者はいつ辞めたか
公式サイトには、職場の人や環境を事前に調べると書かれています。この3つに具体的に答えてくれるかどうかが、担当の力を見るいちばん分かりやすい物差しだと思います。
リクナビ薬剤師と他の薬剤師エージェントの違い

このサイトで紹介している他のエージェントと、公式の記載や各社の紹介記事で分かる範囲で並べます。求人の件数は各社で数え方が違うので、表には入れていません。
| サービス | 特徴 | 合いそうな人 |
|---|---|---|
| 旧リクナビ薬剤師 | 電話・メールで相談/4都市に拠点 | 正社員もパートも広く見たい |
| ファゲット | 病院・中小の調剤薬局 | 職場の中身を見て選びたい |
| MC-ファーマネット | 派遣・単発も扱う | 地方で探す・派遣も考える |
| アプロ・ドットコム | 派遣・単発・パート・正社員 | 働き方を選びたい |
ファゲット・MC-ファーマネット・アプロ・ドットコムも、僕は使っていません。各社の特徴は、それぞれの公式サイトの記載と、このサイトの紹介記事で調べた内容です。
どこも登録は無料で、併用もできます。承継直後で様子が分からない今は、旧リクナビ薬剤師に1社足して、同じ条件で紹介の中身を比べるのが現実的です。
リクナビ薬剤師が合う人・他社も見たい人

| 合いそうな人 | 前にリクナビ薬剤師に登録していた/連絡や日程調整を任せたい/ブランクや家庭の事情を相談したい/都市部で探す |
|---|---|
| 他社も見たい人 | 電話が苦手/4都市から遠い地方で探す/派遣や単発も考えている/承継後の様子が分かるまで1社に絞りたくない |
前に登録していた人なら、データが引き継がれているので、担当に連絡して今の状況を聞くのがいちばん早いです。
他社も見ておきたい人は、目的で選ぶと迷いません。職場の中身を見て決めたい人はファゲットを比べる候補にどうぞ。地方で探す人や派遣も考えている人はMC-ファーマネット、派遣・単発・パートまで広く見たい人はアプロ・ドットコムが候補です。
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各社の詳しい評判は、ファゲットの口コミ・評判とMC-ファーマネットの口コミ・評判にまとめています。全体を比べたい人は薬剤師転職エージェントのおすすめランキングをどうぞ。
リクナビ薬剤師のよくある質問

- リクナビ薬剤師は今も使えますか?
-
使えます。2026年8月3日から「ジョブメドレーエージェント 薬剤師」という名前で続いています。運営会社は、サービスの内容に変更はないと案内しています。
- リクナビ薬剤師の運営会社はどこですか?
-
2026年8月3日からは株式会社RMキャリアです。旧リクルートメディカルキャリアが社名を変えた会社で、メドレーの子会社になりました。リクルートグループの会社ではなくなっています。
- 前にリクナビ薬剤師に登録した人は登録し直しが必要ですか?
-
運営会社の案内では、登録したデータは名前が変わった後も引き継がれます。登録し直す必要はありません。
- リクルートIDでログインできないのはなぜですか?
-
事業承継にともない、2026年8月3日でリクルートIDとの連携が終わったためです。入り方が分からないときは、新しいサイトのログイン画面か、公式の問い合わせ窓口で確認してください。
- リクナビ薬剤師は本当に無料で使えますか?
-
無料です。公式のよくある質問では、転職が決まったときに採用する側から手数料を受け取る仕組みで、求職者から費用を受け取ることはないと説明されています。厚生労働大臣の許可番号(13-ユ-080058)も書かれています。
- ジョブメドレーとリクナビ薬剤師は同じサービスですか?
-
別の入口です。ジョブメドレーは自分で応募する求人サイトで、旧リクナビ薬剤師は担当者が求人を紹介するエージェントです。ジョブメドレーにもエージェント求人に応募できる機能がありますが、両者のつながりは公式に明記されていません。
- リクナビ薬剤師は連絡が多いって本当ですか?
-
電話が多いと感じた人の声は以前からあります。希望の聞き取りは電話かメールで行われるので、最初に「急いでいない」「日中はメールで」と伝えておくと進めやすくなります。
- リクナビ薬剤師は地方の求人もありますか?
-
公式では、関東・関西・東海・九州・東北・北海道・中四国がサービス対象エリアとされています。拠点は東京・名古屋・大阪・福岡の4か所です。地方で探すなら、希望の地域の求人がどれくらいあるかを最初に聞き、他社とも比べるのがおすすめです。
- リクナビ薬剤師は他社と併用してもいいですか?
-
併用して大丈夫です。承継直後で新しい体制の評判がまだ少ないので、今は1社に絞らず、同じ条件で2社の紹介を比べるほうが安心です。
リクナビ薬剤師の評判と承継後の使い方まとめ

リクナビ薬剤師は、2026年8月3日から「ジョブメドレーエージェント 薬剤師」になりました。運営はメドレーグループの株式会社RMキャリアで、サービスは続いています。
「リクルートだから安心」という理由は、もう使えません。これからは、名前ではなく担当の答え方で判断するしかないと思います。常勤の人数、欠員か増員か、前任者がいつ辞めたか。この3つにきちんと答えてくれる担当なら、どの会社でも頼っていいはずです。
承継後の様子が分かるまでは、もう1社を足して比べるのが安心です。どこを足すか迷ったら、比較ランキングで目的に合う会社を探してみてください。
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まだ転職するか迷っている段階の人は、薬剤師の転職の基本記事から読んでみてください。

