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現役管理薬剤師が、転職3回・エージェント5社の実体験から語る薬剤師転職のリアル
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薬剤師の給料が上がらないと感じたら|頭打ちの正体と動くサイン

2026 7/29
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年収・キャリア
2026年6月17日2026年7月29日

「薬剤師の給料って、なんでこんなに上がらないんだろう」。昇給の明細を見て、ため息をついた経験はないでしょうか。僕も新卒で入った調剤薬局で、4年働いて昇給は年5千円〜1万円。気づけば給料がほぼ横ばいでした。

この記事では、薬剤師の給料が上がらない構造的な理由を先にハッキリさせます。そのうえで「自分の給料は低いのか普通なのか」「上げるなら何から動けばいいか」まで、転職3回・2回失敗してきた僕の実体験で正直に話します。

最初に結論
  • 上がらないのは業界構造のせい
  • 昇給は年5千〜1万が普通
  • 初任給が高く伸びしろが小さい
  • 大きく上げる近道は業態を変える
  • 同じ職場でも交渉や手当で上がる
  • 転職で僕は年収130万上げた
この記事を書いた人
  • 調剤4年→DS2年→調剤4年
  • いまは管理薬剤師(34歳)
  • 転職を3回経験し、うち2回は失敗。
  • 3回目で年収を480万円→610万円にアップ
  • 人気薬剤師向け転職エージェント5社全部利用

「同じ失敗をしてほしくない」という思いで、薬剤師のリアルを本音で書いてます。

詳しい筆者の経歴はこちら

詳細記事:薬剤師ブログ|転職で2回やらかした僕が年収130万上げた話

管理薬剤師たろう
管理薬剤師たろう
目次

薬剤師の給料が上がらないのは「あなたのせい」ではない

先に言っておきたいのは、給料が上がらないのは努力不足じゃなくて、薬剤師という職業の構造の話だということです。理由は大きく3つあります。一つずつ見ていきます。

管理薬剤師たろう

僕も最初は「自分の頑張りが足りないのかな」って本気で悩んでました。

初任給が高いぶん、伸びしろが小さい

薬剤師は新卒1年目から年収380〜420万くらいでスタートします。他職種より初任給が高めなのはありがたいんですが、その代わり最初からそこそこ高い位置にいる、ということでもあります。

営業職みたいに成果で青天井に伸びる仕組みがほぼないので、年齢を重ねても伸び幅が緩やかです。僕の場合、1年目約380万が4年目で420万。4年で40万しか動いていません。

逆に言うと、最初から高い位置にいるから「上がってる実感」が薄いだけ、とも言えます。低い給料が上がらないのとは少し違う悩みなんですよね。

昇給が年5千〜1万円で頭打ちになる

調剤薬局やドラッグストアの多くは、年功序列ベースの定期昇給です。その額が年5千〜1万円くらい、というのが現場の体感です。

月にすると数百円〜千円ですから、明細を見ても変化を感じにくい。僕は2年目の昇給が年5千円だったとき、正直「これ来年も同じか…」と先が見えてしまいました。

役職に就かない限り、この昇給ペースが何年も続きます。だから同じ職場に長くいるほど、給料は早い段階で頭打ちになりやすいんです。

薬剤師が増えて希少価値が下がった

昔は「薬剤師不足で給料が高い」と言われていました。でも今は薬剤師の数が増えて、都市部では人が足りている地域も出てきています。希少だから高い、という前提が少しずつ崩れてきてるんですよね。

あと調剤報酬は国が決めるので、薬局の売上には上限があります。会社が稼げる額に天井があるから、給料も無限には上げられない。これも上がりにくさの根っこかなと思います。

ここまでをまとめると、上がらないのは構造の問題で、あなたの能力の話ではない、ということです。ただ、構造のせいにして終わると何も変わらないので、次から打ち手の話をします。

ここで挙げた3つ以外にも上がりにくい事情はあって、給料が上がらない本当の理由を5つに整理した記事でさらに踏み込んで暴露しています。背景をとことん理解してから動きたい人はそちらもどうぞ。

自分の給料は低いの?まず「相場」と照らし合わせる

「上がらない」と感じたとき、最初にやってほしいのが相場との照合です。低いから不満なのか、平均並みなのに上がらず不満なのかで、打ち手が変わるからです。

ここで大事なのが、世間の統計平均と、自分個人の実額は分けて見ること。平均と比べて落ち込みすぎないでほしいんです。

統計の平均と「僕の実額」は別物

統計上、薬剤師1年目の世間平均は約420万と言われたりします。でも僕の新卒時の実額は約380万。地方の内科門前の調剤薬局だったので、平均より低めでした。

つまり平均より低くても、それは地域や業態の差であって、あなたが劣ってるわけじゃありません。平均を見て「自分は低い」と落ち込む必要はないんです。

年代別・業態別のもう少し細かい相場は、年収ハブの記事にまとめています。自分の現在地を確かめたい人はこちらを見てみてください。

現役34歳・薬剤師10年目の手取り明細はこちら

業態で給料の天井は変わる

同じ薬剤師でも、調剤・ドラッグストア・病院・企業で給料の水準はけっこう違います。僕は調剤とDS両方で働きましたが、年収だけ見るとDSのほうが高かったです。

具体的には、新卒調剤で4年かけて420万だった僕が、DS併設調剤に移った瞬間に550万になりました。同じ仕事内容でも、業態の天井が違うとここまで変わります。

ただDSは残業も多くて、お金は増えたのに体力が削られました。給料だけで選ぶと別の後悔が来るので、そこは正直に言っておきます。

今の職場のまま給料を上げる方法

転職はハードルが高いと感じる人も多いと思うので、まずは今の職場でできることから。完璧ではないけど、ゼロよりはマシな打ち手です。

管理薬剤師など役職の手当を狙う

定期昇給で上がらないなら、役職手当を取りにいくのが現実的です。僕は今の職場で管理薬剤師になって、月3〜5万円の手当がつきました。年にすると数十万の差です。

ただ正直に言うと、責任はそれなりに重いです。監査の前日は胃が痛いし、本部への数字報告やスタッフの採用面接まで降ってきます。手当のぶん、ちゃんと働かされる感じはあります。

それでも、給料を確実に底上げする手段としては有効です。役職に興味があるなら、上司に「管理を目指したい」と早めに伝えておくと話が早いかもしれません。

昇給交渉は「事実」を持って臨む

意外とやらない人が多いんですが、昇給交渉は普通にアリです。感情で「上げてください」と言うのではなく、自分がこなしてる業務量や資格を事実ベースで並べるのがコツです。

とはいえ、会社の昇給テーブル自体が低いと、交渉しても数千円しか動かないこともあります。そこは過度に期待しすぎないほうがいいかなと思います。

交渉の進め方や言い方は、転職時の年収交渉の記事に具体例を書いています。気になる人はのぞいてみてください。

提示560万を610万にした年収交渉のやり方

それでも上がらないなら、業態を変えると大きく動く

ここからは僕の体験の話です。きれいごとじゃなく、給料を大きく動かしたのは結局「転職」でした。でも、その過程で派手にやらかしてもいます。

年収に釣られて失敗した僕の話

新卒の調剤で給料が頭打ちになったとき、僕は550万という数字に釣られてDS併設調剤に移りました。年収は一気に上がりました。やった、と思いました。

でも現実は、調剤に加えてOTC接客もレジも品出しも。週の半分は遅番で、閉店後の品出しで夜10時。月の残業は45時間くらいありました。暗い部屋で「俺、何のために年収上げたんだっけ」とつぶやいたのを今でも覚えてます。

そのあと焦ってもう一回転職して、今度は人間関係が最悪な職場を引いて2ヶ月で辞めました。給料を追いかけすぎた結果の、完全な黒歴史です。情けない話ですけど、隠さず書いておきます。

3回目で年収130万上げられた理由

3回目の転職で、ようやくうまくいきました。前職の480万ベースから提示560万、そこから交渉して初年度610万。基準で見ると130万上がった計算です。

うまくいった核心は、正直エージェントの腕というより自分が職場を選ぶ基準を変えたことでした。年収だけで選ぶのをやめて、職場見学を必ず入れて、担当に過去2回の失敗を全部正直に話したんです。

残業が減って、長女の寝顔を見られる日が増えました。給料が上がっただけじゃなく、働き方ごと変わった感じです。やっと地に足がついたというか。

管理薬剤師たろう

給料を上げたいなら、業態と職場選びをセットで考えるのが遠回りに見えて近道でした。

転職で給料を上げるのが向かない人

とはいえ、全員に転職をすすめるつもりはありません。今の人間関係や勤務地に強い満足がある人は、無理に動くと僕みたいに失敗するかもしれません。

あと、入社してまだ1〜2年の人は、もう少し今の職場で実績を作ってからのほうが交渉材料が増えます。短期離職が続くと職歴的にも不利になります。

「給料は不満だけど他は悪くない」なら、まず職場内の役職や交渉を試す。そこで頭打ちが確定してから動く、くらいの順番でいいと思います。

そもそも「動くべきか、今のままでいいのか」がうまく決められなくて止まってる人は、僕が2回失敗して抜け出したこのままでいいのかと迷ったときの考え方ものぞいてみてください。焦って動く前に頭を整理できると思います。

僕が転職のときに使ってよかったエージェントや、職場見学で地雷を避けた話は別の記事にまとめています。動くと決めた人はこちらもどうぞ。

5社使った僕の転職エージェントおすすめ

僕が使った5社の中で個人的に合っていたのは、職場見学をきっちり組んでくれて、担当が転職を急かさなかったそのエージェントでした。年収交渉まで間に入ってくれて、結果610万まで持っていけたのが大きかったです。評判の中身は下のレビューに正直に書いています。

薬剤師転職エージェントを比較する

薬剤師転職エージェントの比較

薬剤師の給料は何年で頭打ちになりますか?

役職に就かない場合、入社5年前後で昇給の実感が薄くなる人が多いです。定期昇給が年5千〜1万円のため、早い段階で横ばいに感じやすいです。

昇給が年5千円なのは普通ですか?

調剤薬局やドラッグストアでは珍しくない水準です。僕も新卒2年目の昇給は年5千円でした。低すぎて異常、というわけではないので落ち込みすぎないでください。

給料を上げるなら転職と交渉どちらが先ですか?

今の職場に不満が給料だけなら、先に役職や昇給交渉を試すのがおすすめです。それで頭打ちが確定してから転職を検討すると、後悔が少ないです。

ドラッグストアに移れば給料は上がりますか?

年収だけ見れば上がりやすいです。僕は420万から550万に上がりました。ただ残業や接客業務が増えるので、時間と体力とのバランスで判断してください。

管理薬剤師になると手当はいくらつきますか?

会社によりますが、月3〜5万円が一つの目安です。年にすると数十万の差になります。ただし発注や数字報告など責任業務が増える点は覚悟が必要です。

昇給交渉をすると印象が悪くなりませんか?

感情ではなく業務量や資格などの事実を根拠にすれば、悪い印象にはなりにくいです。ただ会社の昇給テーブル次第で動く額は限られる点は理解しておきましょう。

薬剤師の給料が上がらないのは自分の能力のせいですか?

多くは業界の構造が理由です。初任給が高く伸びしろが小さい、調剤報酬に上限がある、といった事情です。自分を責めすぎる必要はありません。

転職すると年収はどのくらい上がりますか?

業態や交渉次第で幅があります。僕は基準480万から610万まで、合計130万上げられました。ただし給料だけで選ぶと別の後悔が出やすいので注意してください。

給料が低い職場を見分ける方法はありますか?

求人票の年収だけでは判断しにくいです。昇給額や賞与の実績、残業時間を確認すると実態が見えます。可能なら職場見学で空気を確かめるのがおすすめです。

今すぐ動くべきか迷っています。

給料以外に不満がないなら、急ぐ必要はありません。まず職場内の打ち手を試し、相場と自分の現在地を確認してから判断すると失敗しにくいです。

まとめ:給料が上がらないと感じたら、まず現在地を知る

薬剤師の給料が上がらないのは、努力不足ではなく業界の構造が大きいです。だからこそ、自分を責めるより打ち手に目を向けてほしいです。

まず相場と照らして現在地を知る。次に職場内で役職や交渉を試す。それでも頭打ちなら業態を変える。この順番なら、僕みたいに焦って失敗しにくいはずです。

最初に結論
  • 上がらないのは業界構造のせい
  • 昇給は年5千〜1万が普通
  • まず相場で現在地を確かめる
  • 職場内なら役職と交渉が現実的
  • 大きく上げるなら業態を変える
  • 給料だけで選ぶと別の後悔が来る
年収・キャリア
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調剤薬局4年→ドラッグストア2年→調剤薬局4年(現在は管理薬剤師)。転職を3回経験し、うち2回は失敗しました。3回目でようやく年収を480万円→610万円に上げられた、しくじり多めの薬剤師です。転職活動では薬剤師向けエージェントを5社すべて実際に使って比較しました。薬学部6年制卒・薬剤師国家試験は1発合格。「同じ失敗をしてほしくない」という思いで、薬剤師転職のリアルな失敗談と成功談を本音で発信しています。

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管理薬剤師たろう

管理薬剤師たろう

薬剤師歴10年・34歳。調剤→ドラッグストア→調剤と転職3回(うち2回失敗)、年収は480→610万に。エージェント5社を使い倒した実体験を発信しています。

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