薬剤師の履歴書の書き方って、調べれば調べるほど迷いませんか。免許欄に「薬剤師免許」とだけ書けばいいのか、取得年月はどう調べるのか、志望動機は何文字書けば正解なのか。
転職を3回経験した僕も、毎回ここで手が止まりました。
この記事では、薬剤師の履歴書の書き方を、免許・資格欄と志望動機を中心に、現役の管理薬剤師である僕の実体験を交えて解説します。
テンプレ通りに埋めるだけでは通らない理由まで、正直に書いていきます。
- 調剤4年→DS2年→調剤4年
- いまは管理薬剤師(34歳)
- 転職を3回経験し、うち2回は失敗。
- 3回目で年収を480万円→610万円にアップ
- 人気薬剤師向け転職エージェント5社全部利用
「同じ失敗をしてほしくない」という思いで、薬剤師のリアルを本音で書いてます。
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薬剤師の履歴書の基本|まず押さえる4つの欄
履歴書には決まった型があります。薬剤師ならではの注意点が出るのは、学歴・職歴・免許資格・本人希望の4つの欄です。
ここを雑に書くと、それだけで「仕事も雑そう」という印象を持たれてしまいます。
- 学歴欄は薬学部6年制をどう書くか
- 職歴欄は入退社を正確に
- 本人希望欄は「貴社規定に従います」
学歴欄:薬学部6年制の書き方
学歴は高校卒業から書き始めるのが一般的です。薬剤師の場合、大学は「○○大学薬学部薬学科 入学/卒業」と学部・学科まで正式名称で書きます。略称や通称は使いません。
6年制を卒業している人は、入学年と卒業年が6年差になります。ここがずれていると「留年したのかな」と勘繰られるので、自分の卒業証書や免許で年を確認してから書くのが安全です。
僕は卒業年をうろ覚えで書きかけて、危うく1年ずらすところでした。
読者そういえば自分、入学年って正確に覚えてないかも…
職歴欄:入退社は正確に書く
職歴は会社名を正式名称で、入社・退社の年月を正確に書きます。薬局名は「○○薬局 入社」「一身上の都合により退職」が基本の型です。
転職回数が多くても、ここで嘘をつくと経歴詐称になるので、事実を淡々と並べます。
短期間で辞めた職歴をどう書くかは、転職経験者なら誰もが悩むところです。僕自身、2ヶ月で辞めた職場をどう扱うか本気で迷ったので、その話は後の実体験のところで詳しく書きます。
本人希望欄:書きすぎは損
本人希望欄は、基本的に「貴社規定に従います」でOKです。年収や勤務地の細かい希望をここに書き連ねると「条件にうるさい人」という印象になりがちです。
ただし、夜勤ができない、在宅対応のある店舗を希望するなど、絶対に外せない条件がある場合は、簡潔に1行だけ書いておくと面接でのミスマッチを防げます。
希望は履歴書で全部出さず、面接やエージェント経由で伝えるのが現実的です。
年号の統一とパート希望の書き方
地味ですが、年号の書き方とパート希望の伝え方は、採用担当が意外とよく見ています。ここを外すと「細かい確認ができない人」という印象につながるので、先に押さえておきましょう。
- 西暦と和暦は履歴書全体で統一
- パートは勤務条件を本人希望欄に
- 扶養内希望は金額まで書く
西暦と和暦は統一する
学歴・職歴・免許の取得年月など、履歴書に出てくる年は西暦か和暦のどちらかに統一します。卒業年だけ西暦、入社年だけ令和、のように混在すると、それだけで雑な印象になります。
迷ったら西暦にそろえるのがおすすめです。和暦は平成と令和をまたぐと換算ミスが起きやすく、僕も卒業年を令和で書こうとして「これ平成何年だっけ」と詰まりました。
西暦なら計算がいらず、職歴の前後関係もパッと伝わります。免許証は和暦表記のことが多いので、書き写すときに西暦へ直すのを忘れないようにしてください。



言われてみれば、令和と西暦が混ざってたかも…
パートは勤務条件を書く
正社員なら本人希望欄は「貴社規定に従います」で十分ですが、パートで応募する場合は逆に、勤務できる曜日や時間帯を本人希望欄に具体的に書いておくほうが親切です。
条件を隠して入ると、結局シフトが合わずに早期離職につながります。
例えば「週3日・1日5時間程度の勤務を希望」のように、譲れない条件だけを簡潔に書きます。
子どもの送迎で夕方は入れない、といった事情も、ここで先に伝えておくと面接でのすれ違いが減ります。給与の希望は正社員と同じく書かないのが無難です。
扶養内は金額まで書く
配偶者の扶養の範囲内で働きたい場合は、希望する上限金額まで明記するのが親切です。「扶養内希望」とだけ書くと、相手は103万なのか130万なのか分からず、シフトを組めません。
本人希望欄に「扶養の範囲内(年収130万円未満)での勤務を希望します」のように、具体的な数字を添えて書きます。
薬剤師は時給が高い分、扶養の上限に当たりやすいので、ここを曖昧にすると入ってから働く時間でもめがちです。先に数字で共有しておくと、職場側もシフトを組みやすくなります。
薬剤師免許・資格欄の正しい書き方
ここが薬剤師の履歴書で一番つまずきやすいところです。免許の正式名称、取得年月、書く順番。この3点を押さえれば、免許欄でマイナス評価を受けることはまずありません。
- 免許の正式名称と取得年月
- 取得年月の正しい調べ方
- 認定資格を書く順番のルール
免許の正式名称と取得年月
薬剤師免許は、資格欄に「薬剤師免許 取得」と正式名称で書きます。「薬剤師」だけ、あるいは「薬剤師資格」と書く人がいますが、正式には「薬剤師免許」です。
国家資格なので「免許」という言葉を省かないのが正解です。
取得年月は、資格を取った年月(免許登録の年月)を書きます。免許番号そのものを履歴書に書く必要はありません。書くのは年月と「取得」の2点だけです。
取得年月は免許証で確認する
取得年月は記憶で書かず、手元の薬剤師免許証で必ず確認してください。免許証には登録年月日が記載されています。
国家試験に合格した年と免許の登録年がずれることもあるので、合格年=取得年と思い込むのは危険です。
免許証が見当たらない場合でも、合格証書や登録の控えで年月をたどれます。ここを適当に書いて、後で内定後の確認とずれると一番気まずいので、面倒でも実物で確認するのが安心です。



免許証、引き出しの奥にしまったまま見てないな…
認定資格は取得順に並べる
研修認定薬剤師やかかりつけ薬剤師の認定など、薬剤師免許以外の資格を持っている場合は、薬剤師免許を一番上に書き、その下に取得年月の古い順で並べます。
普通自動車免許がある人は、それも書いておくと在宅や訪問のある職場で評価されます。
逆に、まだ取得していない資格を「勉強中」と書く必要はありません。資格欄は「今持っているもの」を書く欄なので、勉強中のことは志望動機や自己PRで触れるほうが自然です。
並べる順番に迷ったら、薬剤師免許を必ず先頭にして、そのあとに業務に関係する認定資格、最後に普通自動車免許という流れが読みやすいです。
採用担当は上から順に目を通すので、一番伝えたい薬剤師免許が真っ先に目に入る並びが理想です。
資格が多い人も、関係の薄いものまで全部書くより、応募先の仕事に効くものを選んで載せたほうが印象が締まります。
志望動機の書き方と例文|職場形態別
採用担当が一番読むのが志望動機です。ここがテンプレ丸写しだと、どれだけ免許欄を完璧にしても「うちじゃなくてもいいよね」と思われて終わります。
職場形態ごとに、刺さる軸が違うので書き分けが必須です。
志望動機は200〜300字が目安です。「なぜこの職場か」「自分の強みをどう活かすか」「入社後に何をしたいか」の3点を、その職場に合わせて具体的に書きます。
以下、形態別の例文を載せます。
調剤薬局向けの例文
調剤薬局は「患者さんとの距離の近さ」や「在宅・かかりつけへの姿勢」が刺さりやすい軸です。
応募先がどんな診療科の門前か、在宅に力を入れているかを調べて、そこに自分の経験を結びつけます。
例文:「前職では内科門前の調剤薬局で4年間、慢性疾患の患者さんの服薬指導に携わってきました。貴局が在宅医療に注力されている点に魅力を感じ、これまで培った服薬管理の経験を、地域の患者さんの暮らしを支える在宅対応に活かしたいと考え志望しました。」
ドラッグストア向けの例文
ドラッグストアは「OTCを含めたトータルな健康相談」や「セルフメディケーションへの関心」が軸になります。調剤だけでなく接客や市販薬の知識に前向きな姿勢を見せると好印象です。
例文:「調剤の経験に加え、処方箋に頼らない健康サポートに関心があり志望しました。前職のドラッグストア併設店で、OTC医薬品の相談対応を通じて、お客様の悩みを入口から受け止める面白さを知りました。貴社の地域密着の店づくりのもとで、調剤とOTCの両面から健康を支える薬剤師になりたいです。」
病院・企業向けの例文
病院は「チーム医療への参加」や「専門性の追求」、企業は「薬の知識を社会へ還元する視点」が軸です。僕自身は病院・企業の勤務経験がないので、ここは一般的な型として参考にしてください。
例文(病院):「調剤薬局で培った服薬指導の経験を、より深い医療連携の中で活かしたく志望しました。貴院のチーム医療において、薬剤師として薬物治療の最適化に貢献したいと考えています。」入社後に何を学びたいかまで添えると、熱意がより伝わります。
例文(企業):「医療現場で患者さんと向き合う中で、薬の情報を医療従事者へ正確に届ける役割の重要さを実感し、貴社のMRや学術職に関心を持ちました。現場で得た服薬指導の視点を活かし、薬の価値を社会へ広く還元したいと考えています。」企業は現場とは評価軸が違うので、なぜ調剤から企業へ移りたいのかの理由を一言入れておくと、説得力が増します。



同じ志望動機を全部の応募先に使い回してたかも…
写真・手書きvsPC|履歴書のマナー
中身が良くても、見た目の印象でつまずくことがあります。証明写真と、手書きかPCかの選択は、地味ですが採用担当の第一印象を左右します。
証明写真は清潔感が最優先
写真は3ヶ月以内に撮ったもので、スーツ着用、背景は白か青が無難です。サイズは縦4cm×横3cmが一般的です。
スマホの自撮りやプリクラはもちろんNGで、できれば証明写真機か写真館で撮ると清潔感が出ます。
薬剤師は患者さんやお客様と接する仕事なので、清潔感が最大の評価ポイントです。髪型を整え、表情は口角を少し上げる程度の自然な感じがちょうどいいです。
手書きとPCはどちらでもいい
つまり、手書きでもPC作成でもどちらでも構いません。昔は「手書きが誠意」とされましたが、今はPC作成でマイナスになることはほぼありません。
読みやすさを重視するならPCのほうが有利な場面も多いです。
手書きにする場合は黒のボールペンで丁寧に書き、修正液は使わず書き直します。字に自信がない人は、無理に手書きにこだわらずPCで作るほうが、結果的に好印象につながることもあります。
1点だけ注意したいのが、同じ職場に複数回応募する場合や、エージェント経由で紹介を受ける場合です。
手書きは1枚ごとに時間がかかるので、複数社に出すならPCで作って使い回せる形にしておくと、志望動機だけ差し替えれば済んで効率的です。
僕も3回目の転職では志望動機以外をPCで固定し、応募先ごとに動機の段落だけ書き直していました。
免許欄で固まった夜|僕の履歴書の失敗談
ここからは、転職を3回経験した僕の、履歴書まわりのリアルな失敗を書きます。きれいごとではなく、実際に手が止まった夜の話です。
新卒の調剤薬局Aから、年収550万に釣られてドラッグストア併設の調剤Bに移った28歳のとき。久しぶりに履歴書を書こうとして、免許欄の前で手が止まりました。
「薬剤師」って書くのか「薬剤師免許」なのか、取得年月って国家試験に受かった年でいいのか。
新卒のときは大学のキャリアセンターが全部チェックしてくれていたので、自分一人で書くのは実質初めてだったんです。
挙句、免許番号まで書くべきか分からなくなって、深夜に免許証を引っ張り出して登録年月日を確認しました。
結局、番号は不要で年月と「取得」を書けばいいと分かったんですが、その「分からない」をネットの断片情報で潰すのに1時間以上かかりました。
あのとき誰かに1分聞けたら済んだ話です。
もっと困ったのが、30歳での2回目の転職です。焦って入った調剤薬局Cを、人間関係が最悪で入社2ヶ月で辞めた。
この2ヶ月を履歴書にどう書くか、本当に悩みました。書けば「2ヶ月で辞める人」と見られる、書かなければ経歴詐称になる。
結婚したばかりで妻にもうまく言えず、天井をにらんで眠れない夜が続きました。
結局、3回目の転職でそのエージェントを使ったとき、担当の人にこの2ヶ月の件も正直に全部話しました。
そうしたら、職歴の書き方も、面接でどう説明すれば前向きに受け取られるかも、一緒に整理してくれた。
免許欄や志望動機の添削まで付き合ってくれて、初めて「一人で抱えなくていいんだ」と思えたんです。
提示560万から交渉で初年度610万まで上げてもらえたのも、書類と面接の見せ方を一緒に作れたからでした。



履歴書って、一人で完璧にしようとしなくていいんですよね
履歴書は添削してもらうと通過率が上がる
ここまで書き方を解説してきましたが、正直に言うと、履歴書は自分一人で完璧に仕上げようとするより、第三者に添削してもらうほうが圧倒的に通過率が上がります。
特に志望動機は、自分では具体的に書いたつもりでも、他人が読むと抽象的に見えることが多いんです。
転職エージェントを使えば、免許欄の書き方から職場形態別の志望動機、短期離職の説明の仕方まで、無料で添削してもらえます。
僕が3回目で転職を成功させた一番の要因も、書類と面接の見せ方を担当と一緒に作れたことでした。どのエージェントが自分に合うかは、下のランキングで見比べてみるといいですよ。
転職そのものをこれから考える人は、まず薬剤師の転職の進め方の記事から読むと、履歴書を書くタイミングや全体の流れがつかめます。
あと、薬局やドラッグストアによっては履歴書とあわせて職務経歴書の提出を求められます。短期離職の職歴をどう前向きに書くかも含めて、薬剤師の職務経歴書の書き方と記入例で僕の実例を載せているので、そちらも参考にしてみてください。
薬剤師の履歴書に関するよくある質問
- 薬剤師免許の登録番号は書く必要がありますか?
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書いてください。免許欄に登録番号と取得年月を入れるのは、薬剤師の履歴書では基本マナーです。空欄だと書類段階で詰まることがあります。
- 派遣や単発の経験も職歴に書いていいですか?
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書いてOKです。空白期間を作るよりは、勤務先名と期間を1行で並べたほうが好印象になります。
- 証明写真はスーツじゃないとダメですか?
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スーツ推奨です。襟付きならジャケットでも大丈夫ですが、Tシャツや派手な髪色は避けてください。
- 手書きとPCどちらがいいですか?
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今はPC作成が主流です。手書きが評価されるのは一部の個人薬局くらいで、調剤チェーンやドラッグストアならPDFで問題ありません。
まとめ|薬剤師の履歴書は免許欄と志望動機が肝
薬剤師の履歴書の書き方は、免許・資格欄と志望動機の2つを丁寧に仕上げれば、書類で落ちることはほぼなくなります。
免許は正式名称と取得年月を実物で確認し、志望動機は職場形態ごとに書き分ける。これが基本です。
そして、一人で抱え込まないこと。僕が深夜に免許欄で固まった夜も、2ヶ月の職歴に悩んだ日々も、最後はエージェントに正直に話して一緒に整理してもらったことで前に進めました。
履歴書づくりに迷ったら、添削を頼れる相手を持つのが一番の近道です。
- 免許は正式名称+取得年月で書く
- 取得年月は免許証で必ず確認
- 志望動機は200〜300字で具体的に
- 職場形態ごとに動機を書き分ける
- 写真とPCか手書きかでも印象は変わる
- 添削はエージェントに頼むのが近道




