入社初日に感じた嫌な予感は、当たるのか。僕は4回の初日のうち1回だけ当てて、1回だけ外しました。
先に結論を書きます。初日に感じたことは記録するだけにして、辞めるかどうかの判定は2週間後に置いてください。初日は情報が足りなすぎて、判定の材料になりません。
僕は地方の調剤薬局で管理薬剤師をしているたろうです。転職は3回、うち2回が失敗でした。今は欠員が出たときに新しい人を迎える側にいて、一次面接も担当しています。入る側の初日を4回、迎える側の初日を何度か見ました。
この記事は、明日が入社日で眠れていない人に向けて書きます。持ち物と自己紹介の話は前半で短く済ませます。本題は、初日にざわっとしたときの扱い方のほうです。
- 調剤4年→DS2年→調剤4年
- いまは管理薬剤師(34歳)
- 転職を3回経験し、うち2回は失敗。
- 3回目で年収を480万円→610万円にアップ
- 薬剤師向けの人気転職エージェント5社を全部利用
「同じ失敗をしてほしくない」という思いで、薬剤師のリアルを本音で書いてます。
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薬剤師が転職の入社初日に不安なのは、覚えることが多いからではない

不安の中身をはっきりさせておかないと、対策が全部ズレます。まずここからいきます。
検索窓に打てない不安のほうが重い
「入社初日 不安」と打つとき、頭にあるのは持ち物ではないはずです。僕が3回目の転職の前夜に思っていたのは、もっと身も蓋もないことでした。
また外れを引いていたらどうしよう、です。
前の職場を2ヶ月で辞めた直後だったので、次で同じことをやったら本当に後がない。そう思うと、明日の朝がただの出勤ではなく、答え合わせの日みたいに感じられました。この感覚がある人は、持ち物リストを何回読んでも落ち着きません。不安の置き場所が違うからです。
管理薬剤師たろう持ち物を3回確認しても眠れないのは、持ち物の話じゃないからです
中途は「できない自分」を見せる場がない
新卒には研修があります。同期もいます。できないのが当たり前という前提が、最初から共有されています。
中途にはそれがありません。薬剤師としての経験年数だけ先に伝わっていて、そのうえでレセコンの画面も薬歴の書き方も棚の位置も知らない状態から始まります。この落差が気まずいんです。実務が難しいのではなく、できない自分を出す言い訳が用意されていないのがきつい。
ここは先に言っておきます。迎える側は、その落差を全部わかったうえで採用しています。詳しくは記事の中ほどで書きます。
前日の夜がいちばん膨らむ時間帯
不安の量は時間帯で変わります。僕の場合、いちばん重かったのは前日の23時から深夜1時でした。前職の最終出勤日が終わって予定が空き、考える時間だけが余っている状態です。
で、この時間に決めたことは、だいたい後で見ると大げさです。翌朝の通勤電車では同じことを半分の重さで考えていました。夜に出た結論を、そのまま翌日の行動に持ち込まないほうがいいです。この記事の後半で書く「2週間先に判定を置く」も、根っこは同じ理屈です。
薬剤師の入社初日、前日までに片づけておくこと


準備の話は短く終わらせます。会社によって指示が違うので、断定のリストにはしません。僕が4職場で実際に求められたものを並べます。
持ち物は会社の指示メールが正
まず前提として、会社から届いている案内メールに書いてあるものがすべてです。ネットのリストと違っても、会社の指示を優先してください。そのうえで、僕が4職場で出したことがあるものはこれです。
- 薬剤師免許証(原本の提示かコピー)
- 年金手帳または基礎年金番号がわかるもの
- 雇用保険被保険者証
- 前職の源泉徴収票
- マイナンバーがわかる書類
- 給与振込口座の通帳かキャッシュカード
- 印鑑
- 健康診断の結果(求められた職場が2つ)
免許証の原本は、僕の場合は3職場で見せてくださいと言われました。薬局は勤務している薬剤師の氏名を掲示することになっているので、事務手続きとしては自然な流れです。原本を持って出るのが不安なら、前日に会社へ一本連絡してコピーで足りるか聞いておくと気が楽になります。
保険薬剤師の登録については、心配しなくて大丈夫です。あれは薬剤師個人につくもので、転職しても取り直しにはなりません。勤務先が変わったことの届出は要りますが、僕の4職場では全部、会社側が用紙を出してきました。
到着時刻は10分前でいい
30分前に着くと、たいてい薬局はまだ開いていません。僕は1回目の転職で20分前に着いて、シャッターの前で立ち尽くしました。逆に気まずいです。
おすすめは店の近くまで30分前に着いて、入るのは10分前という組み立てです。近くのコンビニの駐車場でも、車の中でもいい。電車が遅れたときの保険にもなります。
あと、通勤経路は前日までに一度通っておいてください。地方だと最寄りのバスが1時間に1本しかない、駐車場が薬局の裏で入口がわかりにくい、といったことが普通に起きます。僕は現職Dの前日に下見をして、従業員用の駐車場が道路を挟んだ別の区画にあることを知りました。
自己紹介は30秒。作り込むと逆効果
朝礼で挨拶をする時間をもらえることがあります。ここで長く話す必要はありません。むしろ長いと、聞いている側は業務が止まるので落ち着きません。
中身は3つで足ります。
- 名前と、これまでの業態(調剤かDSか)
- 使ったことのあるレセコンや薬歴システム
- わからないことは聞きますという一言
2つ目が地味に効きます。使えるシステムを先に言うと、初日に任せる仕事が決まるからです。迎える側は「この人にどこまで振っていいか」がわからなくて困っています。そこを埋めてもらえると、こちらは本当に助かります。
逆に、前職の悪口と、意気込みの長い話はいりません。前職を辞めた理由は面接で済んでいます。
迎える側の管理薬剤師が、初日に本当に見ていること


ここからは、迎える側の話です。僕は管理薬剤師になって4年目で、欠員募集の一次面接と受け入れを担当しています。初日にこちらが何を見ているかを、そのまま書きます。
調剤の速さは見ていません
初日にどれだけ処方せんをさばけたかは、こちらは数えていません。というより、初日は棚の位置とレセコンの操作を覚えてもらう日だと最初から思っています。
薬の並びは店ごとに違います。うちは在宅対応があるので一包化の一時置き場が独特で、10年目の人でも最初の1週間は迷います。それを見て能力を疑う管理薬剤師がいたら、その人の物差しがおかしいだけです。
正直に言うと、初日の僕はそれどころではありません。新しい人が来た日は、こちらも通常業務に受け入れが乗るので手一杯です。じっと観察されているように感じるのは、たいてい思い込みです。



ずっと見られてる気がして、手が震えたんですけど
見ているのは「わかりません」と言えるか
じゃあ何を見ているか。1つだけです。わからないことを、その場でわからないと言えるかどうか。
経験のある薬剤師ほど、これができなくなります。10年目で「この薬の一包化の指示、どう入れるんですか」と聞くのは、確かに勇気がいります。でも黙って自己流でやられると、監査でこちらが引っかかるし、患者さんに出てからでは戻せません。
初日に3回聞いてくる人と、1回も聞かずに黙って進める人。安心するのは前者です。聞かれた回数は、こちらの中で減点になりません。
初日にやらかしても評価は決まらない
うちに来た人が、初日に処方せんの入力を一式まちがえたことがあります。前の職場のレセコンと入力順が逆で、用法のコードがずれました。監査で止まったので患者さんには出ていません。
その人は今も同じ店にいて、僕より在宅の件数を持っています。
初日のミスで印象が決まるほど、こちらは暇ではありません。むしろ気にしているのは、そのミスをその場で言いに来たかどうかのほうです。言いに来た人は、3ヶ月後も安心して任せられます。
薬剤師の僕が経験した入社初日を、4回ぶん時間で並べます


抽象的な話だけだと当日の絵が浮かばないと思うので、実際の初日を出します。年齢と年収は僕の実額です。
4回の初日をひと言ずつ
24歳の新卒から数えて、初日は4回です。
- 24歳・調剤薬局A|同期がいて怖くなかった
- 28歳・DS併設B|レジ研修から始まって面食らった
- 30歳・調剤薬局C|朝の挨拶が返ってこなかった
- 30歳・現職D|歓迎されすぎて逆に緊張した
Bの初日がレジ研修だったのは、今でも印象に残っています。年収550万に釣られて入ったドラッグストア併設の調剤で、初日の午前中はずっとレジ打ちの練習でした。「調剤の会社に入ったはずなんだけどな」と思いながらバーコードを通していました。この違和感は、そのあと2年の激務で正しかったことになります。
Cは、この記事の主役です。あとで詳しく書きます。
現職Dの初日を時間で追う
いちばん普通だったDの初日を、時間で書きます。地方の調剤薬局、常勤薬剤師3人、在宅対応ありの店です。
- 8時50分|到着。裏口から入って更衣室へ
- 9時00分|朝礼で30秒の自己紹介
- 9時10分|書類提出と就業規則の説明
- 10時00分|棚の場所を教わりながら見学
- 11時00分|レセコンの入力を1件だけ触る
- 13時00分|休憩。1人で食べた
- 14時00分|監査の補助に入る
- 17時30分|片づけ。定時であがった
調剤を1人で回した時間はゼロです。初日に戦力として数えられていないことは、事前にわかっていていいと思います。むしろ初日から1人でやらされる店のほうが、体制として危ないです。
ちなみに書類の説明のときに、労働条件通知書と面接で聞いた話が一致しているかを、その場で照らし合わせました。ここが違っていた場合の話は求人票の空欄を数える読み方をまとめた記事のほうに書いてあります。署名する前に見比べる、それだけで済みます。
共通していたのは午後の失速
4回とも同じだったのが、15時ごろに一気にしんどくなることでした。緊張で朝から飛ばしているぶん、午後に切れます。
だから、初日の夕方に浮かんでくる「向いてないかも」は、体力の問題であることが多いです。ここで感じたことをそのまま持ち帰らないでください。
対策は単純で、休憩中に横になれるなら5分でも目を閉じることと、朝ごはんを抜かないことです。僕はDの初日に緊張で朝食を抜いて、14時にふらつきました。
薬剤師の入社初日の違和感は当たるのか|当たった1回と外れた1回


ここが本題です。「不安なのは自然なことですよ」と言われても、今夜の役には立ちません。当たった実例と外れた実例を両方出すので、自分のケースと照らしてください。
当たった1回|挨拶が返ってこなかった朝
30歳のとき、ドラッグストアの激務から早く抜けたい一心で、年収を550万から480万に下げてまで移ったのが調剤薬局Cでした。求人票には「アットホームな職場です」と書いてありました。
初日の朝、更衣室から調剤室に入って「おはようございます」と言いました。
返ってきませんでした。1人だけ、事務のパートさんが「おはようございます」と返してくれました。薬剤師は誰も顔を上げませんでした。
そのとき僕は、自分の声が小さかったのかもしれない、と思うことにしました。2日目も同じでした。3日目も同じでした。結局この店には2ヶ月しかいられませんでした。定時で帰ると無言の圧があって、質問をすると「自分で考えて」と返ってくる職場でした。



あの朝の3秒が、2ヶ月ぶんの答えでした
で、明日それを食らった場合にどうするか。当時の僕が知りたかったのはそこなので、書いておきます。
- 言い直さない。声の大きさの問題ではない
- 返してくれた人にだけ、あとで名前を聞く
- その日は「何人が返したか」の数だけ覚えて帰る
2つ目が効きます。味方が1人でもいる店なのかどうかは、初日で確かめられる数少ない情報です。全員が無視する店と、返す人が1人いる店では、次の1週間の過ごし方が変わります。僕は返してくれた事務のパートさんに、その日のうちに名前を聞きました。
逆にやらないほうがいいのは、初日に「なぜ返してもらえないんですか」と誰かに聞くことです。理由を聞ける関係が、まだできていません。
挨拶が返ってこないのが自分のせいなのかを切り分ける話は、挨拶を無視される職場の見分け方を書いた記事に細かく置いてあります。今まさに1日目でそれを食らった人は、そっちを読んでください。
外れた1回|怖いと思った先輩
同じ30歳で入った現職Dでも、初日に違和感はありました。
年上の女性薬剤師が1人いて、その人だけ表情が動かないんです。棚の説明をしてくれるときも事務的で、こちらの冗談にも反応がない。「あ、この人に嫌われてるな」と初日の帰り道で思いました。前の店で人間関係をやられた直後だったので、余計に敏感になっていました。
結果を書くと、その人は今いちばん相談できる相手です。単に、業務中は口数が少ないだけの人でした。僕が管理薬剤師になったときも、いちばん最初に「無理しないでね」と言ってくれたのがその人です。
初日の違和感を絶対視していたら、僕はこの職場も辞めていた可能性があります。
当たり外れを分けたのは「人」か「仕組み」か
この2回を並べて、あとから見えた線があります。
Cで感じたのは店全体の空気でした。誰も挨拶を返さない、というのは1人の性格では起こりません。全員がそうしているなら、それはその店のやり方です。Dで感じたのは特定の1人の態度でした。他の人は普通に話しかけてきました。
ここから、初日の違和感を仕分ける物差しが1つ作れます。
- 複数人に共通する = 当たりやすい
- 1人だけの態度 = 外れやすい
- その場の忙しさで説明がつく = 保留
ただし、これは初日1日ぶんの観察では判定できません。1日では、その日たまたま忙しかっただけなのか、いつもそうなのかがわからないからです。だから次のH2の話になります。
入社初日に「無理かも」と思ったら、判定を2週間先に置く


今夜のうちにやってほしいのは、この1つだけです。具体的な置き方を書きます。
初日は記録だけ。判断はしない
帰ったら、スマホのメモに3行だけ書いてください。
- 今日ざわっとした場面(事実だけ)
- そのとき何人がそうだったか
- 良かったと思ったこと1つ
大事なのは1つ目を事実だけで書くことです。「冷たくされた」ではなく「朝の挨拶に返事をした人が1人だった」と書く。感想で書くと、翌日の自分がその感想に引っ張られます。
僕がCで失敗したのは、感想のほうを毎日更新していたことでした。事実で残していれば、3日目には「返事をする人が0人の日と1人の日がある」と気づけたはずです。
なぜ2週間なのか
理由は2つあります。
1つは、薬局の1週間はシフトで人が入れ替わるので、2週間でようやく全員と当たるからです。パートさんまで含めると、1週間では会っていない人が残ります。Cで僕が「全員そうだ」と思ったのは、実は全員に会う前でした。
もう1つは、辞めるという選択肢が2週間で消えたりしないからです。期間の定めのない雇用なら、民法の規定で申し入れから2週間で辞められます。試用期間の途中でも、契約そのものに期間の定めがなければ同じです。逃げ道は消えないので、今日決めなくていいという話です。
1つだけ注意があります。契約書に「◯年◯月まで」と雇用期間が書かれている場合は、この2週間の話が当てはまりません。パートや契約社員で入る人は、初日にもらう書類の雇用期間の欄を見ておいてください。そこが空欄か「定めなし」なら、上の話でいけます。
カレンダーに2週間後の日付を入れて、そこに「判定日」とだけ書いてください。判定日までは、辞めるかどうかを考えないと決める。これだけで初日の夜は軽くなります。
それでも短期で辞めることになったときの職歴の書き方は、僕自身が通った道なので2ヶ月で辞めた僕が職歴をどう書いたかの記事にまとめてあります。先に読んで安心しておく、という使い方でもいいと思います。
例外|2週間を待たずに動くサイン
ここは正直に書きます。何でも2週間待てばいい、という話ではありません。次のものは初日でも別扱いです。
- 入社日を過ぎても労働条件通知書が出ない
- 面接で聞いた条件と通知書が違う
- 聞いていなかった1人薬剤師の日がある
- 監査を通さずに渡すのが当たり前になっている
- 怒鳴り声が飛ぶ、物が飛ぶ
労働条件は、契約を結ぶときに書面などで示すことが法律で決まっています。実務では内定のときか入社日に渡されるので、入社日が終わっても何も出てこないなら、その日のうちに聞いて大丈夫です。面接で聞いた条件と違っていた場合も同じで、揉める前に確認する話です。
下の3つは、あなたの免許に傷がつく話です。人間関係の合う合わないとは、まったく別の軸として扱ってください。
3つ目については補足がいります。薬剤師が1人で回している薬局そのものは、違法でも珍しくもありません。地方では普通にあります。問題なのは、面接でも見学でも聞かされていなかったのに、入ってみたら週に何日か1人で立たされる日がある場合です。休憩も取れず、疑義照会の相談相手もいない状態を、聞かされずに引き受けることになります。これは相性の話ではなく、聞いていた条件と違うという話なので、その週のうちに確認してください。
この手の地雷を入る前に見つけたい人は、2回やらかした僕が失敗の回避法をまとめた記事と、職場見学で見る項目を14個に絞ったチェックリストが使えます。次の転職では、初日より前に空気を確かめられます。
今の職場がもう限界で、次を探す段階にいる薬剤師へ


ここまでは、明日が初日の人向けに書いてきました。ここだけは、すでに1〜2週間が過ぎて判定が出てしまった人向けです。当てはまらない人は、次のFAQまで飛ばしてください。
初日の空気は、入る前にしか確かめられない
3回目で失敗しなかった理由を、僕は担当者の腕だと思っていた時期があります。今は違うと思っています。変えたのは自分の選び方でした。条件で選ぶのをやめて、応募前に必ず職場見学を入れて、担当者には過去2回の失敗を恥を忍んで全部話しました。
Cのときは、その逆をやっています。DSを1日でも早く抜けたくて、見学の提案を「日程が合わない」と自分から断りました。求人票に騙されたと長いあいだ言っていましたが、確かめなかっただけです。
初日に感じるあの空気は、入ってからでは遅い情報です。入る前に、あの調剤室に30分立てば、たいていわかります。
担当者に頼めること・頼めないこと
職場見学と、求人票に書かれていないことの確認。この2つは1人でやると角が立ちますが、間に人が入れば普通の質問になります。常勤が何人いるか、今回が欠員か増員か、前任者がいつ辞めたか。ここを埋めてから応募するだけで、初日の不安はかなり減ります。
薬剤師向けだと、ファゲットのようなサービスで、最初に「見学ができない求人は紹介しなくていい」と伝えておくやり方があります。届く求人の数は減りますが、初日に賭ける部分が減ります。
断っておくと、僕はこのサービスを転職で使った本人ではありません。運営元と条件を調べて紹介しています。僕が実際に使った5社の話と、今申し込める会社の比較はエージェント5社を使った僕のレビュー記事に分けて置いてあります。
逆に、担当者に頼めないこともあります。職場の人間関係を保証してもらうことはできません。中で働いていない人には見えないからです。そこは自分の目で見るしかありません。
あと、まだ入社が決まっている段階の人は、今日登録する必要はまったくないです。明日の朝には間に合わないので、今夜は寝てください。
薬剤師の入社初日についてよくある質問


後輩や、体験談を送ってくれた薬剤師から実際に聞かれたものを並べます。
- 入社初日は何分前に着けばいいですか?
-
10分前で足ります。30分前だと薬局がまだ開いていないことがあります。店の近くに30分前に着いて、入るのは10分前という組み立てにすると、交通機関が遅れても慌てません。
- 初日の服装は白衣の下に何を着ればいいですか?
-
指示がなければ、初日はオフィスカジュアルで行って、店の様子を見てから2日目以降を合わせるのが無難です。僕は4回とも初日は襟のあるシャツで行き、翌日から周りに寄せました。
- 経験10年目なのに何もできなくて情けないです
-
棚の位置とレセコンの操作は店ごとに違うので、経験年数では埋まりません。迎える側もそれは織り込んでいます。初日に評価されるとしたら、速さではなく、わからないと言えたかどうかのほうです。
- 初日の昼休憩は1人で食べても大丈夫ですか?
-
問題ありません。僕は現職の初日も1人で食べました。薬局の休憩は時間がずれて回すことが多いので、そもそも全員が同じ時間に集まりません。無理に輪に入ろうとするほうが疲れます。
- 初日に薬剤師免許証の原本を持っていく必要はありますか?
-
会社の案内メールに書かれているとおりにしてください。僕は4職場のうち3つで原本の提示を求められました。持ち歩くのが不安なら、前日にコピーで足りるか電話で確認しておくと安心です。
- 転職したら保険薬剤師の登録はやり直しですか?
-
登録は薬剤師個人につくものなので、取り直しにはなりません。勤務先が変わったことの届出は必要ですが、僕の経験した4職場では、いずれも会社側が用紙を用意して案内してくれました。不安なら初日に事務の担当者へ聞けば済みます。
- ブランクがあってパートで戻ります。初日の不安は同じですか?
-
不安の中身は近いですが、判定の置き方は少し変わります。パートは出勤日が週2〜3日のこともあるので、全員と会うまでに2週間では足りません。その場合は「出勤4回目」を判定日にしてください。あと、雇用期間の定めがある契約なら、辞めるときの手続きも常勤とは別になります。
- 初日で「合わない」と感じたら、すぐ辞めていいですか?
-
条件が求人票と違う場合や、安全に関わる運用がされている場合は別ですが、人間関係の違和感なら初日では判定できません。シフトの都合で全員と会うまでに2週間かかるからです。記録だけ残して、判定日を2週間後に置いてください。
- 初日に挨拶が返ってこなかったのですが、僕が悪いのでしょうか
-
返さなかった人が複数いたなら、店のやり方である可能性が高いです。1人だけなら、その人が忙しかっただけのことが多い。僕は前者を自分のせいだと思い込んで、2ヶ月を失いました。まずは人数を数えてください。
まとめ:薬剤師の入社初日は判定しないと決める


初日の違和感は、当たることもあれば外れることもあります。僕は1回ずつ経験しました。当てにいくより、判定を先送りする仕組みを持っているほうが安全です。
この記事の要点をまとめます。
- 持ち物は会社の案内メールが正
- 到着は10分前。30分前は早すぎる
- 迎える側は速さを見ていない
- 複数人に共通する違和感は当たる
- 辞める判定は2週間後に置く
Cを辞めるとき、僕は逃げるように帰りました。初日に1人だけ挨拶を返してくれた事務のパートさんにも、何も言えていません。同じ地方で働いている以上どこかで会いそうで、いまだに引っかかっています。
あの2ヶ月を短くしたのは、初日の3秒ではありませんでした。それを1人で抱えて、事実ではなく感想を毎晩上書きしていた僕のほうです。
今夜やることは1つだけです。カレンダーの2週間後に「判定日」と入れて、それまでは辞めるかどうかを考えないと決めてください。明日は、事実を3行メモするだけの日です。
それだけ決めておけば、朝の挨拶が返ってこなくても、その場で人数を数える側に回れます。









