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現役管理薬剤師が、転職3回・エージェント5社の実体験から語る薬剤師転職のリアル
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薬剤師の転職失敗談|残業45hと2ヶ月退職、僕が確かめなかったこと

2026 10/04
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体験談・失敗談
2026年6月4日2026年10月4日
薬剤師の転職失敗談5選|薬剤師のリアル

管理薬剤師のたろうです。僕は転職を3回して、そのうち2回失敗しています。1回目は年収550万に釣られて、残業月45時間のドラッグストア併設の調剤へ。2回目は焦って決めた調剤薬局を、入社2ヶ月で辞めました。

2回は逆向きの失敗に見えますが、原因は同じでした。入る前に、現場を自分の目で確かめなかったことです。

この記事では、人から聞いた話ではなく僕自身の2回だけを書きます。決めた理由、入ってから気づいたこと、失ったもの、そして「今ならここを聞いた」という質問まで。これから転職する人が、自分の候補先に当てはめて使えるようにしました。

最初に結論
  • 1回目は年収だけで決めた
  • 2回目は見学を自分で断った
  • 共通点は現場を見なかったこと
  • 求人票に無い3点を聞く
  • 3回目は選ぶ基準を変えた

そもそも動くのが怖くて止まっている人は、先に薬剤師の転職が怖いと感じる原因と乗り越え方を読んでおくと、ここから先を落ち着いて読めると思います。

この記事を書いた人
  • 調剤4年→DS2年→調剤4年
  • いまは管理薬剤師(34歳)
  • 転職を3回経験し、うち2回は失敗。
  • 3回目で年収480万→610万にアップ
  • 人気転職エージェント5社を全部利用

「同じ失敗をしてほしくない」という思いで、薬剤師のリアルを本音で書いてます。

詳しい筆者の経歴はこちら

詳細記事:薬剤師ブログ|転職で2回やらかした僕が年収130万上げた話

管理薬剤師たろう
管理薬剤師たろう
目次

薬剤師の僕の転職失敗談は2回(全体像)

先に、3回の転職を1枚にまとめます。年収は僕個人の実額です。

転職移った先決めた理由結果
1回目
28歳
DS併設
調剤B
年収
420→550万
残業月45h
2年で退職
2回目
30歳
調剤
薬局C
DSを早く
抜けたい
480万
2ヶ月で退職
3回目
30歳
調剤
薬局D
雰囲気と
見学で判断
提示560→610万
現在4年目
たろうの転職3回(年収は本人の実額)

1回目はお金を取りにいって失敗し、2回目はお金を捨てて逃げて失敗しました。3回目で落ち着いた理由は、エージェントや運よりも、僕が選ぶ基準を変えたことが大きかったと思っています。

薬剤師の転職失敗談①:年収550万に釣られたDS併設調剤(28歳)

決めた理由は年収だけ

新卒で入ったのは、内科クリニックの門前の調剤薬局Aです。4年働いて年収は420万。昇給は毎年少しずつで、給料もスキルも頭打ちに感じていました。

そこに出てきたのが、ドラッグストア併設の調剤薬局Bの550万です。130万も上がる。その数字だけで、ほぼ気持ちは決まっていました。残業時間、休日、調剤以外に何を担当するか。全部、後回しにしていました。

入ってからの毎日

仕事は調剤だけではありませんでした。OTCの接客、レジ、品出しも担当します。週の半分は遅番で、閉店後の品出しが終わると夜10時。月の残業は45時間になりました。

給料は確かに増えました。でも使う時間も体力もありません。「俺、何のために年収上げたんだっけ」と、暗い部屋で考える夜が続きました。結局ここには2年いて、次の転職に動きます。

誤解のないように書くと、DS併設の調剤が悪いわけではありません。業務の幅や遅番を分かったうえで選ぶなら、年収の高さは十分な理由になります。僕の失敗は、何と引き換えに550万なのかを確かめなかったことです。

今なら入る前に聞くこと

当時の僕に聞かせたいのは、次の3つです。どれも面接や見学で普通に聞ける内容です。

  • 調剤以外に担当する仕事
  • 遅番の回数と閉店後の作業
  • 残業の実績(月の平均)

年収が高い求人ほど、この3つの答えとセットで比べると判断がぶれません。業態ごとの年収の違いは薬剤師の転職ガイドにまとめています。

薬剤師の転職失敗談②:見学を断って2ヶ月で退職(30歳)

焦って年収を下げて移った

DSを1日でも早く抜けたい。その一心で次を探しました。年収は550万から480万に下がりますが、脱出が先でした。

決め手になったのは、調剤薬局Cの求人票にあった「アットホームな職場です」の一文です。激務で消耗していた僕には、その言葉がそのまま救いに見えました。

入社初日からの2ヶ月

現場は真逆でした。挨拶しても返ってこない。誰も目を合わせない。質問すると「自分で考えて」。定時で帰ろうとすると、無言の圧がかかります。

そのうち出勤前に胃がキリキリするようになり、駐車場に車を停めたまま動けない朝が増えました。結婚したばかりの妻にも言えず、夜は天井をにらんで眠れません。入社2ヶ月で退職しました。

初日から良くしてくれた事務のパートさんにも、きちんと挨拶できないまま逃げるように辞めています。同じ地域で働いているので、どこかで会うかもしれない。今でも少し引っかかっています。

見学を断ったのは僕だった

長いあいだ、この失敗を「求人票に騙された」と話していました。でも本当は違います。職場見学の提案はあったのに、「日程が合わない」と僕が自分から断っていました。

騙されたんじゃなくて、確かめなかった。そう認められたのは、ずいぶん後になってからです。

求人票に無かった3つのこと

後になってCの求人票を読み返すと、嘘は1行も書かれていませんでした。「アットホーム」は感じ方の言葉で、給与や勤務時間の記載は実際と合っていました。問題は、書かれていなかったことのほうです。

応募前に聞く3つ
  • 常勤薬剤師は何人いるか
  • 欠員補充か増員か
  • 前任者はいつ辞めたか

欠員補充で、前任者が短期間で辞めているなら、同じ理由で自分も辞めることになるかもしれません。この3つは見学のときか、紹介会社の担当を通して聞けます。答えをはぐらかされたら、それも判断材料になります。

薬剤師の僕の2つの転職失敗談に共通していたこと

お金を取りにいった1回目と、お金を捨てた2回目。向きは逆でも、並べると同じ穴に落ちています。

この章で解説する内容
  • 紙の条件だけで決めた
  • 現場を見に行かなかった
  • 急いで決めた

紙の条件だけで決めた

1回目は年収の数字、2回目は「アットホーム」の一文。どちらも求人票に書かれたことだけで決めています。

今は管理薬剤師として、欠員が出たときに募集を出す側も経験しています。うちの会社では、求人の文面は本部が作ります。店が伝えるのは、欠員の理由・ほしい時間帯・常勤かパートか、くらいです。

できあがった原稿の残業の書き方が、実感より軽く見えたこともあります。それでも店の判断では直せません。

求人票は、出す側にとっても現場の全部を書ける紙ではない。書かれていることより、書かれていないことを聞くほうが大事だと、両方の立場を経験して思います。

現場を見に行かなかった

1回目は業務の幅も遅番も、入る前に現場で確かめていません。2回目は見学の提案を自分で断りました。スタッフ同士の空気は、その場に立てばある程度は見えたはずです。見学で何を見て何を聞くかは薬剤師の職場見学チェックリストにまとめています。

急いで決めた

1回目は「この年収を逃したくない」、2回目は「1日でも早く抜けたい」。どちらも急いでいて、確かめる手間を飛ばしました。今の職場がつらいときほど、次は冷静に比べにくくなります。

3回目の転職で薬剤師の僕が変えた選び方

2ヶ月で辞めたあと、結婚したばかりで「次こそ失敗できない」と思いました。3回目で変えたのは次の3つです。

3回目で変えたこと
  1. 雰囲気と人間関係を最優先
  2. 応募前に必ず職場見学
  3. 過去の失敗を担当に全部話す

3つ目は恥ずかしかったのですが、当時使ったエージェントの担当に、2回の失敗を正直に全部話しました。そのおかげで、同じタイプの職場を避けた求人を中心に見られたと思っています。

入ったのが今の調剤薬局Dです。提示は560万で、交渉して初年度は610万になりました。残業も減り、今は4年目で、2年目から管理薬剤師をしています。

応募から入社までの具体的な進め方は転職でもう失敗できない人へ|3回目で成功した全手順に、僕の経歴の全体は自己紹介記事に書いています。

いま内定を持っていて返事に迷っている人向けに、給与と働き方を同じ条件で比べ、足りない情報を採用側へ聞く手順をnoteにまとめました。記入例は説明用の架空例です。無料部分で内容を確認でき、本編は有料(5,000円)です。薬剤師の転職、内定に迷ったら|給与・働き方を比べて、返事を決める実践ガイド

転職に失敗したと感じている薬剤師へ

この記事にたどり着いた人の中には、もう転職して「失敗した」と感じている人もいると思います。僕も2回、その場所にいました。

まず分けたいのは、つらさの原因が「この職場」なのか「薬剤師の仕事そのもの」なのかです。職場が原因なら、次の選び方を変えれば抜けられます。早く辞めることが次にどう響くかは薬剤師が短期離職を繰り返す原因と止め方に、転職回数の見られ方は薬剤師は転職回数が多いと不利かに、面接する側の目線で書いています。

失敗談を踏まえた薬剤師の転職先の探し方

僕の2回の失敗は、どちらも「確かめる手間」を省いたことが原因でした。次に動くなら、求人票に無い3点と見学の希望を、登録した最初の段階で担当に伝えておくのがおすすめです。答えを持ってこられるかどうかで、担当の質も見えてきます。

中小の調剤薬局や病院を中心に探すなら、ファゲットは公式に中小の調剤薬局・病院の求人を強みとして書いています。僕自身は使っていないので、評判はファゲットの口コミ・評判で確かめてから決めてください。

【無料登録】ファゲット公式サイト

担当者との相性は当たり外れがあるので、2〜3社を比べるのが安全です(理由は転職サイトの複数登録で書いています)。ほかの会社もタイプ別に比べたい人は、比較記事を見てください。

同じ失敗を繰り返さないために
薬剤師転職サイトのおすすめを比較する →

薬剤師の転職失敗談に関するよくある質問

薬剤師の転職でよくある失敗は何ですか?

エムスリーキャリアの転職実態調査では、転職を後悔した経験がある薬剤師は過半数で、理由は人間関係と年収が上位でした。僕の2回もちょうどこの2つです。

年収を上げる転職は、結局きつい職場になりますか?

そうとは限りません。僕は3回目で提示560万を610万にしつつ、残業は減りました。ただDSで一気に上げたときは、業務の幅と遅番がセットでした。年収の理由を確かめてから決めるのが大事です。

求人票の「アットホーム」は信じていいですか?

嘘とは限りませんが、感じ方の言葉なので判断材料にはなりにくいです。常勤の人数、欠員か増員か、前任者がいつ辞めたかを聞くほうが確実です。

職場見学を入れられないときはどうすればいいですか?

まず日程をずらせないか頼んでみてください。僕は「合わない」と自分で断って失敗しました。どうしても難しいなら、求人票に無い3点だけでも担当を通して確かめておくと違います。

短期離職や転職回数の多さは次に響きますか?

見られるのは回数そのものより「同じ理由でまた辞めないか」です。詳しくは短期離職の記事と転職回数の記事に書いています。

エージェントに任せれば失敗は防げますか?

任せきりにはしないほうがいいと思います。担当は求人を紹介する側で、最後に確かめるのは自分です。僕は3回目で過去の失敗を担当に全部話し、見学は必ず入れました。

薬剤師の転職失敗談のまとめ

僕の転職失敗談は2回です。年収550万に釣られて残業45時間、見学を自分で断って2ヶ月で退職。向きは逆でも、原因はどちらも現場を確かめなかったことでした。

次に動くなら、年収の理由を聞くこと、求人票に無い3点を聞くこと、見学を入れること。この3つだけでも、僕の2回は避けられたと思います。

失敗のパターンを一覧で見たい人は転職の失敗と回避法もどうぞ。このブログでは、薬剤師の転職失敗談・体験談をXのDMで募集しています。

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この記事を書いた人

管理薬剤師たろうのアバター 管理薬剤師たろう

調剤薬局4年→ドラッグストア2年→調剤薬局4年(現在は管理薬剤師)。転職を3回経験し、うち2回は失敗しました。3回目でようやく年収を480万円→610万円に上げられた、しくじり多めの薬剤師です。転職活動では薬剤師向けエージェントを5社すべて実際に使って比較しました。薬学部6年制卒・薬剤師国家試験は1発合格。「同じ失敗をしてほしくない」という思いで、薬剤師転職のリアルな失敗談と成功談を本音で発信しています。

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管理薬剤師たろう

管理薬剤師たろう

薬剤師歴10年・34歳。調剤→ドラッグストア→調剤と転職3回(うち2回失敗)、年収は480→610万に。エージェント5社を使い倒した実体験を発信しています。

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