薬局のパワハラがつらくて、出勤前にお腹が痛くなる。そんな状態でこの記事にたどり着いたんだと思います。
先に言っておきたいのは、悪いのはあなたじゃないってことです。僕も転職で2回やらかして、2回目の薬局では人間関係でつぶれて入社2ヶ月で辞めました。あの時の「車を停めたまま動けない朝」の感覚、たぶん近いものを今あなたも味わってます。
この記事では、薬局のパワハラから現実的にどう逃げるか、僕がやった順番でそのまま書きます。我慢しろとは一言も言いません。
管理薬剤師たろうつらいなら、逃げ方から先に読んでください。原因探しは後でいいです。
- 調剤4年→DS2年→調剤4年
- いまは管理薬剤師(34歳)
- 転職を3回経験し、うち2回は失敗。
- 3回目で年収を480万円→610万円にアップ
- 人気薬剤師向け転職エージェント5社全部利用
「同じ失敗をしてほしくない」という思いで、薬剤師のリアルを本音で書いてます。
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薬局のパワハラがつらい人がまずやること
つらい時って、つい「自分が悪いのかも」と原因探しを始めちゃうんですよね。でも順番が逆です。まずは自分の身を守る行動を先にやってほしいです。
ここでは僕が2ヶ月で辞めた時にやればよかった、と今になって思うことも含めて3つに絞って書きます。一つずつ見ていきましょう。
事実を記録に残す
言われたこと、された日時、その場にいた人。これをスマホのメモでいいので残してください。記憶って驚くほど曖昧になるし、いざ相談する時に「いつの話?」で詰まるからです。
僕は2ヶ月で辞めた薬局で、これを全くやってませんでした。後から退職理由を整理しようとしても、頭の中がぐちゃぐちゃで何も出てこなかったんです。記録はあなたを守る証拠になります。
録音もできるならしておくと強いです。違法じゃないか不安かもですが、自分が会話の当事者ならまず問題になりにくいと言われています。
完璧な記録じゃなくていいんです。帰りの電車でスマホに「今日、また人前で怒鳴られた」と一行打つだけでも違います。あとで読み返した時、自分が我慢しすぎてたことに気づけたりもします。
体調のサインを見逃さない
出勤前に胃が痛い、夜眠れない、休日も仕事のことを考えてしまう。これ、体が出してる危険信号です。薬剤師なら分かると思うけど、ストレスは普通に体を壊します。
僕は2回目の薬局時代、駐車場で車を停めたまま動けなくなる朝が何度かありました。あれを「気合いが足りない」で片づけてたのが、今思うと一番まずかったです。
眠れない日が続くなら、早めに心療内科に行ってください。診断書があると、休職や退職の話を進めやすくなる現実的なメリットもあります。
一人で抱えない
パワハラがつらい時って、なぜか誰にも言えなくなるんですよね。恥ずかしいような、自分が弱いと認める気がして。でも黙ってると視野がどんどん狭くなります。
家族でも友人でも、薬剤師仲間でもいい。声に出すだけで「これ普通におかしいよね」って気づけることが多いです。僕は当時、結婚したばかりで妻にすら言えず、天井をにらんで眠れない夜を過ごしてました。あれは本当に無意味だったなと思います。
これってパワハラ?薬局でありがちな線引き
「これってパワハラなの?それともただの指導?」ここで悩んで動けない人、すごく多いです。線引きの目安をざっくり載せておきます。
厚労省はパワハラを「優越的な関係を背景に、業務上必要な範囲を超えた言動で、就業環境を害するもの」と整理しています。指導との違いは、この「必要な範囲を超えてるか」です。
薬局でよくあるパワハラの例
狭い薬局って逃げ場がないぶん、これが起きやすい気がします。僕や薬剤師仲間が見聞きした範囲だと、こんな感じです。
- 人格を否定する暴言
- 無視・あいさつを返さない
- 一人だけ過大な仕事量
- 逆に仕事を全く与えない
- 休憩を取らせない
2ヶ月で辞めた薬局は、まさに「誰も目を合わせない・あいさつが返らない・質問すると自分で考えてと突き放される」でした。求人票には「アットホームな職場」と書いてあったんですけどね。真逆でした。
この「無視・あいさつが返らない」がもっとじわじわ来る形で続くと、陰口が飛び交う職場になります。表立った暴言がないぶん気づきにくいんですが、こっちも普通に危険です。似た空気で潰れかけた人は、陰口ばかりの職場から2ヶ月で逃げた話のほうも見ておくと、自分の職場がどのラインか測りやすいと思います。
指導とパワハラの違い
ミスを注意されること自体はパワハラじゃないです。調剤過誤は患者さんの命に関わるので、そこを指摘するのは当然の業務です。
線引きは「人格を攻撃してるか」だと僕は思ってます。「この監査ミスはこう直そう」は指導。「だからお前はダメなんだ」は攻撃。後者が続くならパワハラを疑っていいです。
あと、判断に迷うラインもあります。そういう時こそ前の項で書いた記録が効いてきます。一回切りなのか、毎日なのか。続いてるかどうかが大事です。
薬局でパワハラを受けた時の相談先
「相談していいのか」「チクったと思われないか」って迷うと思います。でも相談先はちゃんとあるし、社内が無理なら社外があります。
ひとつに絞らず、複数知っておくと心が楽になります。順に見ていきましょう。
社内の相談窓口・本部
チェーン薬局なら本部やエリアマネージャー、ハラスメント相談窓口があるはずです。ここに相談するのが本来は筋です。
ただ正直に言うと、加害者がその店の責任者だと社内相談が機能しないこともあります。僕が見てきた中でも、本部が現場を把握してないケースは普通にありました。期待しすぎない方がいいかもです。
社外の公的な相談先
社内がダメでも、外に無料で相談できる場所があります。我慢する前にここを知っておいてください。
- 総合労働相談コーナー
- 労働基準監督署
- みんなの人権110番
労働局の総合労働相談コーナーは無料で、どこに相談していいか分からない時の入口として使いやすいです。話を聞いてもらうだけでも、次に何をすればいいか整理できます。
残業や休憩を取らせないみたいな労働基準法に触れる話なら、労基署が動くこともあります。記録があるとここでも強いです。
「相談したら職場にバレるんじゃ」と心配する人が多いんですが、本人の同意なしに勤務先へ連絡がいくことは基本ありません。まずは匿名でも電話で聞いてみる、くらいの軽さで使っていいと思います。動くかどうかは、話を聞いてから決めればいいので。
辞めるのは逃げじゃない|2回やらかした僕の本音
ここからは相談とかの建前じゃなくて、僕の生々しい話をさせてください。たぶん今のあなたに一番近い経験だと思うので。
僕は34歳で薬剤師歴10年、今は管理薬剤師をやってます。でもここに来るまで転職を3回して、うち2回は派手にやらかしました。
2ヶ月で辞めた薬局のこと
30歳の時、前のドラッグストアの激務を早く抜けたい一心で、焦って調剤薬局に転職しました。年収を550万から480万に下げてでも逃げたかったんです。
そこが地獄でした。さっき書いた通り、誰も目を合わせない、定時で帰ると無言の圧。出勤前にお腹がキリキリして、トイレにこもる毎日。妻に「今日も行きたくない」と言えなくて、笑ってる自分が一番きつかったです。
結局、入社2ヶ月で辞めました。短すぎて職歴に書けないレベルで、当時は人生終わったと本気で思ってました。今でもこの2ヶ月は黒歴史です。…まあ、書いてて少し恥ずかしいですけど。
あの時、もっと早く逃げてよかった
今振り返って思うのは、もっと早く逃げてよかったということです。2ヶ月も我慢する必要なんてなかった。
「すぐ辞めたら次に響く」と僕も怖かったんですけど、実際そこを抜けたから今の職場にたどり着けました。体や心を壊してから辞めるより、傷が浅いうちに動いた方が結果よかったなと。
薬剤師は資格があるぶん、職場を変える選択肢が他職種より多いです。ひとつの薬局にしがみつく理由って、思ってるほどないかもしれません。退職の進め方で悩むなら、2回失敗した僕と現場の薬剤師の失敗談もよかったら覗いてみてください。
逃げを正当化したいわけじゃないです。合わない人を変える努力も時には必要だし、辞め癖がつくのも怖い。それは分かってます。でも心や体を削ってまで居続ける薬局なら、抜けた方がいい。その線引きを、僕は2ヶ月の地獄でやっと学んだ気がします。
パワハラ薬局から抜けて、同じ失敗を繰り返さない選び方
辞めると決めても、次でまた同じハズレを引いたら意味ないですよね。実はここが一番大事です。
僕が3回目でやっと成功したのは、選ぶ基準を変えたからでした。そのポイントを正直に書きます。
条件より雰囲気を最優先する
2回失敗した原因は、どっちも年収や「早く抜けたい」で決めたことでした。雰囲気を確かめずに飛び込んだんです。
3回目は逆にしました。年収や勤務地より、人間関係と職場の空気を最優先に。応募前に必ず職場見学を入れて、自分の目でスタッフの表情を見ました。空気って、その場に立たないと分からないんですよね。
見学で何を見ればいいか分からない人は、職場見学のチェックリストに僕が見る項目をまとめてあります。
エージェントに失敗を全部話す
3回目はエージェントを使いました。全部で5社使ったんですが、僕が一番良かったのはそのエージェントです。職場見学を必ずセットしてくれて、担当が急かさなかったのが大きかったです。
あと恥を忍んで、過去2回の失敗を担当に全部話しました。「人間関係でつぶれた、2ヶ月で辞めた」と。そうすると、職場の雰囲気まで踏み込んで情報をくれるんです。年収の交渉も任せたら、提示560万を610万まで上げてくれました。
正直、合わない担当もいます。その時は遠慮なく変えてもらっていいです。エージェント選びで迷うなら5社使った僕のエージェント比較も参考にどうぞ。



地雷を避けたいなら、職場見学を必ず入れてくれる担当を選ぶのがコツです。
ちなみに合わない人もいます。自分のペースで求人をじっくり探したい人には、見学のセッティングが少し手厚すぎると感じるかもです。そこは好みかなと。
薬局のパワハラに関するよくある質問
最後に、読者からよく出る不安をまとめて先回りで答えておきます。
- パワハラですぐ辞めたら転職に不利ですか?
事情を説明できれば致命傷にはなりにくいです。僕も2ヶ月退職を経て年収を上げました。短期離職の理由を正直に話せる準備の方が大事です。
- これがパワハラか自分で判断できません。
判断は外に任せていいです。総合労働相談コーナーに記録を持って相談すれば、客観的な目安を教えてもらえます。一人で抱え込まないでください。
- 録音は勝手にしても大丈夫ですか?
自分が会話の当事者なら、証拠目的の録音は問題になりにくいとされています。心配なら相談時に労働局へ確認してください。
- 本部に相談しても変わらない気がします。
加害者が店の責任者だと社内が機能しないことはあります。その場合は社外の公的窓口を使うか、転職に舵を切る方が早いです。
- 辞めたいけど次が見つかるか不安です。
薬剤師は資格があるぶん職場の選択肢が多めです。在職中にエージェントへ登録して情報だけ集めておくと、辞める決断がしやすくなります。
- 診断書はもらった方がいいですか?
眠れない・食べられない状態が続くならもらってください。休職や退職の交渉を進めやすくなり、何より自分の体を守れます。
- パワハラ上司に直接言い返すべきですか?
無理に対決しなくていいです。狭い薬局で角を立てるより、記録を残して相談先や転職で距離を取る方が現実的だと思います。
- 転職してまた同じ目に遭うのが怖いです。
同じ気持ちで僕も2回失敗しました。条件でなく雰囲気で選ぶ・職場見学を必ず入れる、この2つで地雷をかなり避けられます。
- パワハラの記録は何を残せばいいですか?
言われた内容・日時・場所・同席者をメモで残してください。可能なら録音や、体調メモも残すと相談時に話が早く進みます。
- 退職を切り出すのが怖いです。
気持ちは分かります。直接が無理なら退職代行という手もあります。心身を壊すくらいなら、使える手段は全部使っていいです。
薬局のパワハラがつらいあなたへ最後に
長くなりましたが、伝えたいのは「あなたは悪くないし、逃げていい」ってことに尽きます。僕も逃げたから今があります。
- 我慢は最優先じゃない
- まず記録を残す
- 相談先は社内外に複数
- 辞めるのは逃げじゃない
- 次は雰囲気で選ぶ
今すぐ全部やらなくていいです。まずはメモを開いて、今日あったことを一行書くところから。それだけで、少し前に進めます。
僕がどうやって2回の失敗から這い上がったかは、転職で2回やらかした僕の自己紹介に全部書いてあります。同じ薬剤師として、あなたが今の地獄から抜けられることを本気で願ってます。





